まとめ編 030
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うちの家は他の家と比べて、ちょっと常識がおかしい…
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妹
「あれ、珍しくオシャレしてどこか出かけるの?」
兄
「彼女とデートに行くんだ!」
妹
「デート…」
兄
「お土産何がいい?」
妹
「いやいや、デートはお土産買わないから」
兄
「そなんだ、じゃあ行ってくるー」
妹
「兄貴がデート…」
妹
「こんなの後つけるしかないじゃない」
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彼女
「お待たせしました」
兄
「無事つけてよかった」
彼女
「秋葉原ってこんなに人多いんですね」
兄
「ここはオタクの聖地だからね」
彼女
「なんだかすごいです」
兄
「まずは本屋巡りとかどうかな?」
彼女
「私も本好きなので行きましょう」
妹
「…本って薄いやつじゃないよね?」
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兄
「同人誌コーナーに到着!」
彼女
「同人誌ってなんですか?」
兄
「一般流通では販売されてない個人が作った本が売られてるんだ」
彼女
「個人で?すごい」
兄
「ここの本は描きたい物や夢で溢れてるんだよ」
彼女
「素敵な場所ですね」
妹
「兄貴が持ってるのはエロ同人誌だけどね」
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兄
「次はメイド喫茶で休憩」
彼女
「こういうところってガヤガヤしてると思ってました」
兄
「そういうお店も多いけどゆっくりできるお店のが僕は好きかな」
彼女
「ここなら私も来れそうです、メイド服も素敵ですね」
兄
「クラシックなデザインがいいよね」
妹
「…なんだか楽しそう」
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兄
「今日一番の目的のエロゲ店」
彼女
「何を買うんですか?」
兄
「恋姫†夢想 孫呉の血脈、三国志の歴史も勉強できるし、キャラクター達の生き様やドラマが本当に感動できるんだ」
彼女
「私もやりますね」
兄
「クリアーしたらぜひ感想聞かせてね」
妹
「幸せそう…兄貴よかったね」
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兄
「ただいまー」
妹
「おかえり、デート楽しめたんだね」
兄
「最高の一日だったよ」
妹
「…よかったね」
兄
「あとこれ、お土産」
妹
「え?デートにお土産とかないから」
兄
「これは、その…日頃のお礼」
妹
「…ふん、ありがとう」
兄
「さてエロゲしよ」
妹
「…本当に馬鹿兄貴」
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母
「あんた、彼女ができたのにエロゲばっかりして…えらい!」
兄
「ええ!?」
母
「彼女もゲームのキャラクターも愛するあんたはたいしたもんや」
兄
「おう…」
母
「好きな物を認め合ってこそいい関係やからな!」
兄
「はい」
母
「…お母さんにもたまには構ってや?」
兄
「はい」
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姉
「聞いたよ、彼女貧乳らしいじゃない」
兄
「そだね」
姉
「巨乳好きとか言って本当はちっぱいが好きだったんだね」
兄
「…別に胸なんて脂肪の固まりだからね、偉い人にはそれがわからないんだよ」
姉
「あんた、目から血の涙を…」
兄
「ちっぱいは正義!」
姉
「…大人になったね」
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つづく
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