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まとめ編 003

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うちの家は他の家と比べて、ずいぶんと常識がおかしい…


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「今日からお世話になるから、晩御飯作るのは私に任せて!」

「姉ちゃん料理出来たっけ?」

「結婚してからバッチリよ」

「…」

「夫さんが死んだ目をしている!?」

「さて、今晩のオカズは陵辱系かな、触手や寝取られもありかな」

「ちょっとそれ、オカズ違い!」


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「ご飯できたよー」

「皆の好きな物ちゃんと選んだよ」

「触手好きな母にはタコのマリネ」

「年上好きの妹には納豆と干物」

「妊婦好きの弟には子持ちししゃも」

「ロリ好きの父には若鶏の唐揚げ」

「ちなみに見た目は普通ですが、味は激マズなんです!」

家族全員

「ざわ」


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「あんた、家に帰ってきてからずっとぐうたらして、エロゲしかしてないんちゃうの?」

「…勉強中なの」

「勉強ってなんの?」

「旦那が喜んでくれるシチュエーション、お母さんも孫が欲しいでしょ?」

「家事は任しとき、あんたはずっとエロゲしてたらいいよ!」

「よし!」


------


「夫君、娘とは仲良くしてるかい?」

「はい、おかげ様で仲良くしてますよ」

「…ちなみにやることは、やってるのかい?」

「…まあ、やることはやってますよ」

「そうか、仲良くゲームしてくれてるなら良かった」

「えっ、そっち!?」

「えっ、どっち!?」


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「今日は姉物か妹物、どっちが好きか答えてもらうから」

「なんで急に答えないといけないんだよ?」

「だって最近お姉ちゃんばっかりで、私の存在感が…」

「なるほど」

「…」

「あ」

「あ!?」

「い」

「い!?」

「愛してる!どっちも」

「キモ…」


------


「あっ、兄貴の机の上に妹を凌辱するエロゲの予約券が!こんなん見せつけて、あいつ本当変態!」

「あ、それなら私も予約してるよ!」

「僕も予約してます」

「私も予約済みやで」

「わしなんて3本予約してるぞ」

「え?皆、私を凌辱したがってる!?」


------


「あんた、ちょっと買い物行ってきてくれるか?」

「ええー、エロゲ中だからめんどくさい」

「そんなんいうて、買いに行かなあんたが困るんやで」

「何?」

「箱ティッシュや」

「…」

「あんたの側に置いてるやつ、最後の一枚やで?」

「すぐ買いに行きます!」


------


「お姉ちゃんはエロゲ好きって言うの恥ずかしくないの?」

「私も昔は恥ずかしかったけど、好きな物を好きって言う方がやっぱり楽しいよー」

「でもエロだし…」

「むしろエロだからだよ!」

「!?」

「二次元エロだからこそ、客観的に男女問わず楽しめるんだよ」


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「あんたの好きな声優さん、今テレビで出てるで」

「お、おう」

「ずっと応援してたからテレビ出てるの見れるん嬉しいやろ?」

「なんだか母さんのがテンション高くない?」

「あんたのおかげで、この人のゲーム全部やってるからな」

「嬉しいのに謎の気恥ずかしさよ」


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「兄貴、母がご飯できたって」

「エロゲしてるから、後で降りる」

「すぐ食べてくれないと、片付け困るんだけど」

「すぐ降りるから」

「ちょっとさっさと降りないと…」

「降りないと?」

「ち、ち○こ蹴るわよ!」

「ご褒美なんでぜひ!」

「変態!」


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つづく



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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