まとめ編 028
------
うちの家は他の家と比べて、ちょっと常識がおかしい…
------
母
「お兄ちゃんが真面目に本読んでるなんて珍しい」
兄
「勉学に目覚めてね」
母
「ちなみに何読んでるの?」
兄
「催眠術の使い方」
母
「…」
兄
「これで妹に好き放題できるぞ」
母
「まあ本当に催眠術覚えたらそれはそれですごいからな、応援してるで!」
妹
「いやいや、止めよ?」
------
父
「兄は将来の夢はあるのか?」
兄
「あるよ」
父
「何になりたいんだ?応援するぞ」
兄
「エロゲの主人公になりたい」
父
「あ、いや…そうか、その為に何か頑張ってるのか?」
兄
「毎日オナニーしてるよ!」
父
「オナ…」
兄
「夢が叶うまで応援頼むね」
父
「息子の息子の応援…」
------
姉
「最近お腹の子の胎動がわかるようになってきたよ」
夫
「すごいすごい、もうそんなに動けるんだね」
姉
「エロゲしてるとより激しく反応するのよね」
夫
「お腹の中にいる時からすでにエロゲが好きなんだね」
姉
「ねえ、どっちに似たと思う?」
夫
「二人にかな?」
姉
「そだね」
------
兄
「暑いなぁ」
妹
「暑いね」
兄
「薄着になりたいなあ」
妹
「薄着になりたいね」
兄
「裸でもいいなあ」
妹
「裸でもいいね」
兄
「よし脱ごう」
妹
「もしもし警察ですか?」
------
兄
「エロゲの家族みたいに皆が僕に優しかったらなぁ、現実は残念だ」
母
「エロゲの主人公みたいに優秀な息子やったらなぁ」
妹
「エロゲの主人公みたいに頼り甲斐のある兄だったらなぁ」
姉
「エロゲの主人公みたいに絶倫な弟だったらなぁ」
兄
「…無理な事言ってすいませんでした!」
------
兄
「姉さん、まだお腹の子は性別わからないの?」
姉
「まだだよ、どうして?」
兄
「女の子ならオムツ変えたりお風呂入れたげようと思って」
姉
「…男の子だとオムツもお風呂も嫌?」
兄
「あ…ちょっとネタで言っただけで」
姉
「じゃあどっちでも可愛がってくれる?」
兄
「はい!」
------
妹
「この時期はビンの飲み物が最高ね」
兄
「でも栓抜きがめんどくさいよね」
妹
「それくらい簡単じゃん」
兄
「じゃあ栓抜いてもらっていい?」
妹
「いいけど」
兄
「妹に抜いてもらえるなんて最高だ」
妹
「…抜いたよ」
兄
「抜いてくれてありがとう」
妹
「…泡の勢い凄かったよ」
------
妹
「ちょっと!妹の前で妹物のエロゲするの辞めてよ!」
兄
「じゃあ姉物するね」
姉
「ちょっと!姉の前で姉物のエロゲするの喧嘩売ってるの?」
兄
「じゃあ母物するね」
母
「お母さんの前では好きにしていいんやで」
兄
「…やっぱりやだな」
母
「なんでや!?」
------
つづく
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしければ、感想やブックマークいただけると嬉しいです。




