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まとめ編 026

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うちの家は他の家と比べて、ちょっと常識がおかしい…


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「人はなぜエロゲをするのか」

「急に哲学的だね」

「毎日エロゲをしてるとふと思うよね」

「兄貴はなんで毎日してるの?」

「それは画面の向こうで彼女達が待っててくれてるから!」

「毎日抜きたいからじゃなくて?」

「それもあります!」

「素直でよろしい」


------


「あんた、エロゲ買いすぎで棚から溢れて来てるで」

「毎月やりたいゲームが多くて仕方ないだろ?」

「…お金の使い方、ちゃんとわかってるか?」

「…エロゲ買いすぎって言うんでしょ?」

「新しい棚を買って整理した方がゲームをもっと買えるやろ?」

「なるほど!」


------


「そんなにエロゲ好きなら、エロゲを自分で作ってみたいと思わないの?」

「うーん、思わないかな」

「そこはあっさりしてるね」

「だって彼女欲しいからって、わざわざ自分で彼女を一から作ろうなんて思わないでしょ?」

「確かに」

「それと一緒だね」


------


「今日は飲み会で遅くなるから」

「へえ、ちなみに誰と行くの?」

「仕事の人だよ」

「ふーん」

「今日はエロゲにしか興味のないメンバーだから」

「だったら安心ね、楽しんできてね」

「エロゲ好きの人に対する嫁の信頼感!」


------


「兄貴って子供の頃の夢とかあった?」

「あったよ」

「なになに、聞きたい」

「銭湯の番頭!」

「…あれって、見えないからね」

「まあ、昔だから」

「そういえば子供の頃よく銭湯に行きたがってたのって…」

「…」

「あんな小さい時から、目覚めてたのね」


------


「テレビでエッチなシーンが流れると気まずいよね」

「親の前でエロゲするのに変な子やね」

「そっちこそ照れたりはないの?」

「それで照れてたら子供産んで育てたりなんてできひんからな」

「よし俺も家族の前でも自慰できるくらい大きな男になろう」

「それは違う」


------


「エロゲこそ大人の恋愛教科書だと思うんだよね」

「どうして?」

「男女が惹かれる気持ちが純愛でも凌辱でもそれが相手を求める気持ちでしょ?実際の方がもっと気持ちは複雑だし」

「まあ、確かに」

「僕はエロゲ好きな人と結婚したい」

「信じてたらいつか現れるよ」


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「父さんも昔からオタクだったの?」

「そうだな」

「じゃあなんで結婚できたの?」

「それは結婚したいと思った相手が側にいて素直な気持ちで接したからだな」

「じゃあオタクは関係ない?」

「そうだな」

「あら、私は趣味が合ったから結婚したけど?」

「…」


------


つづく

最後まで読んでいただきありがとうございます。

もしよろしければ、感想やブックマークいただけると嬉しいです。

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