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まとめ編 023

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うちの家は他の家と比べて、常識がそこはかとなくおかしい…


------


「また兄貴の机の上にエロゲが…」

「これは妹と添い寝するエロゲ!」

「また妹物のエロゲ買って…」

「…妹と添い寝したいのかな」

「よしエロゲやるぞ!」

「ねえ、妹とエロゲどっちがいいの?」

「今はエロゲ!」

「フラグ終了」


------


「兄貴が物件見てる!」

「俺も一人暮らししてみようかなと」

「ふーん、ちなみに部屋のこだわりとかあるの?」

「そだな、ガラス張りのお風呂とか」

「ん?」

「後は地下室とか、隠し部屋かな」

「ならおすすめ物件あるよ?」

「どこ?」

「刑務所」


------


「あんたが競馬見るなんて珍しいね」

「だって裸の若い子が走らされてると思うとそれだけで興奮するからね」

「興奮はええけど、今日は男馬しか出てへんで」

「…」

「獣姦でショタ好きなんて、本物の変態になったなぁ」

「…」


------


「いらない手袋ある?」

「あるけど、どうするの?」

「手袋でも女子と手を繋いだ気持ちを味わえるかなと思って」

「本当にそれだけ?」

「当たり前だろ?自分の息子を握らせるなんてするわけないだろ!」

「…」

「…貸して貰えますか?」

「無理」


------


「あんたはどんなジャンルのエロゲでも楽しそうに遊んでるね」

「制作者の人が頑張って作ってくれたゲームだからしっかりと最後まで遊ばないとね、それに…」

「それに?」

「昔から好き嫌いせずになんでも食べなさいって言われてたから」

「そういう所は本当に素直やね」


------


「パソコン貸してよ」

「今エロゲしてるから無理」

「ちょっと調べ物するだけだから」

「今ヒロインとデートしてるから」

「…貸してくれたら、私がデートしてあげるよ?」

「本当に!?」


バーン


「あっパソコン壊れた!?」

「浮気してヒロインの怒りだね」


------


「今月ちょっと出費がかさんで、追加で小遣い貰えるか?」

「家族の為に毎日ありがとう、どうぞ」

「すまんな」

「お金何に使ったとか、聞かないんだね?」

「比較対象がエロゲのヒロインやから、おおらかな気持ちを持ってないと二次元には勝てんからな」

「すごい!」


------


「ここが気持ちいいんだろ?」

「あっ、ダメ…そこっ」

「実はこんなに敏感だったんだな」

「あ…兄貴っのが…よ、過ぎて…」

「じゃあもっと押してやるよ!」

「ああん!そこの"ブックマーク"もっと押してー」

「皆さん今後とも」

「エロゲ家族よろしくお願いします」


------


つづく

最後まで読んでいただきありがとうございます。

もしよろしければ、感想やブックマークいただけると嬉しいです。

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