まとめ編 021
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うちの家は他の家と比べて、常識がなにとぞおかしい…
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母
「雨の中、珍しく出かけるんやね」
兄
「欲しい物があってね」
母
「またエロゲ?」
兄
「べ、別に何でもいいだろ」
たたた
母
「慌てて出て行って、あら何か落としてるわ、メッセージカード?」
「お母さん、いつもありがとう」
母
「…今月は余分にエロゲ買わせてあげよかな」
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兄
「エロゲの妹は大概気が利いて優しいのになぁ」
妹
「エロゲの兄って強くてかっこいいのになぁ」
兄
「エロゲの妹は兄のこと好きなのになぁ」
妹
「エロゲの兄は妹を溺愛してるのにね」
兄
「でも実は俺は妹のこと大好きだけどね!」
妹
「私は兄貴のこと大嫌いだから」
兄
「…」
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兄
「エロゲの妹は毎朝起こしてくれるのにリアル妹は起こしてくれないのか」
妹
「兄貴仕事してないから、朝起きる意味ないじゃん」
兄
「それでも朝ご飯とかさ」
妹
「食べない方が食費も助かるし」
兄
「俺の存在意義…」
妹
「明日起こそうか?」
兄
「15時頃で!」
妹
「朝…とは」
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妹
「お父さんは私が彼氏を連れてきたら悲しい?」
父
「悲しくは無いけど寂しくはなるかな」
妹
「じゃあ二次元の彼氏を連れてきたら?」
父
「悲しくはなるけど寂しさは無いな」
妹
「じゃあ二次元の彼女なら?」
父
「それは嬉しさしかないな」
妹
「今度紹介するわ」
父
「マジ!?」
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兄
「携帯でエロゲ捗るわー」
妹
「私に伝える意味あるの?」
兄
「動作もスムーズ」
妹
「わざわざ見せつけなくていいから」
兄
「片手で遊べるから、空いた手が寂しくて困ったなぁ…」
妹
「…私の揉む?」
兄
「揉む!」
むにゅむにゅ
妹
「あー、肩のマッサージ上手いじゃない」
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母
「今日の晩御飯何食べたい?」
兄
「なんでもいいよー」
母
「…本当になんでもええんやね?」
兄
「うん」
母
「じゃあお兄ちゃんのオカズはエロゲ置いとくからね!」
晩御飯
妹
「兄貴がエロゲしながら白米嬉しそうに食べてる!怖い」
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母
「あんた、毎日パソコン付けっ放しやから電気代が高くなってるやろ?」
兄
「ごめん」
母
「使わん時は切ってな」
兄
「…わかった」
母
「…なんかあるん?」
兄
「パソコン切るとエロゲのヒロインが側からいなくなる気がしてて…」
母
「パソコン付けっ放しでええよ!」
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兄
「ノートパソコンを膝に乗せてエロゲしてると、温もりも感じれて最高だなぁ」
妹
「でも、あんまり長くしてるとパソコンの熱で精子が死んじゃうらしいよ?」
兄
「マジか!それは困ったぞ」
妹
「まあどうせ、生きてても死んでても出される先はティッシュだけどね」
兄
「…」
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つづく
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