まとめ編 019
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うちの家は他の家と比べて、常識がなにぶんおかしい…
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妹
「ちょっと朝から股間膨らませてリビングこないでよ!」
兄
「整理現象だから仕方ないだろ?」
妹
「でも父と夫さんはそんなことないけど?」
兄
「二人は歳だから」
父
「…」
夫
「…」
妹
「否定なし!?」
兄
「朝立ちは若者の特権だからね」
妹
「兄貴は使う機会ないのにね」
兄
「…」
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兄
「イベント楽しかった」
妹
「良かったね」
兄
「早速飾ろう」
妹
「でも、もう部屋に飾る場所ないんだけど」
兄
「確かに…」
母
「それなら廊下やトイレに飾ってもいいで」
兄
「本当に!?」
母
「その代わり綺麗に並べてな」
兄
「やたー」
妹
「家がドンドンエロゲになってく!」
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兄
「GWなのでエロゲを買わせてください」
母
「ええよ」
兄
「やったー」
妹
「GWもエロゲでいいの?」
母
「これでええの」
妹
「なんで?」
母
「外出したり美味しい物を食べるのだけが幸せじゃないでしょ?」
妹
「確かに…」
母
「世間に無理して合わせるより、エロゲを楽しかったと言ってもらえるのも幸せの一つやで」
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父
「GWも仕事ですまんな」
母
「マスター前やからな」
父
「旅行連れていけず子供達怒ってなかったか?」
母
「怒ってたよ」
父
「怒ってたか…」
母
「旅行より少しでもいいゲームを作って喜ばせてくれって」
父
「そんなことを…」
母
「旅行先は完成したゲームの舞台に聖地巡礼やね」
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姉
「胎教にいいエロゲってあるかな?」
夫
「考えたこともなかった」
姉
「やっぱりエロゲが好きな子になってくれるかな?」
夫
「二人の子供だから、絶対になるね」
姉
「よし、生まれてからはプレイは見せられないから今のうちにいっぱい遊んで教えておこう」
夫
「エロゲの英才教育」
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妹
「今のカラオケってエロゲの曲もいっぱい入ってるね」
兄
「映像付きもあるし、雰囲気も抜群だね」
妹
「お母さんは何歌うの?」
母
「私も巫女みこナースくらい歌えるんやで」
妹
「なにそれ?へえ、15年前の曲だ」
母
「…まだ最近のイメージやったけど、そんだけ年取ったんやね」
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兄
「カラオケ歌ってたら、昔のエロゲも遊びたくなるね」
妹
「今はダウンロードで前のゲームも簡単に遊べるしね」
兄
「今日からいっぱいやりこむぞ」
妹
「世間ではGW最終日なのにね」
兄
「でも人生楽しんだもん勝ち!」
妹
「前向き!」
兄
「その分、エロゲの楽しさを伝え続けるよ」
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妹
「お兄ちゃんもう我慢できないよ!早く出して!」
兄
「まだっ!もうちょっとだけ、待ってくれ!」
妹
「無理!本当に我慢できないから早く出してー!」
兄
「よし、出る!」
ジャー
兄
「ふう」
妹
「朝のトイレくらいすぐ出しなさいよ、バカ!」
兄
「やっぱ朝から出すに限るね」
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つづく
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