まとめ編 014
------
うちの家は他の家と比べて、すんごく常識がおかしい…
------
兄
「最近は母性を感じるエロゲが増えてきたなあ」
母
「あんたも母親に甘えたい気持ちあるん?」
兄
「ちょっとはあるけど、実際に母親に甘えるのは…」
母
「ほら、お母さんが抱っこしてあげようか?」
兄
「…エロゲで充分です!」
母
「まだ照れがあるうちは、お兄ちゃんも大丈夫やね」
------
母
「世間では今日から社会人1日目やね」
兄
「荒波に揉まれながら頑張って欲しいね」
母
「…あんたも世間の荒波に揉まれてもいいんちゃうか?」
兄
「…応募してみようかな」
母
「お兄ちゃんがとうとうその気に!」
兄
「更衣室、忍び込める会社、で検索と」
母
「やっぱりやめとき」
------
妹
「お姉ちゃんに前から聞きたかったんだけどさ?」
姉
「うん、どした?」
妹
「子供できたって事は…」
姉
「うん」
妹
「やっぱり…することしてたんだね?」
姉
「まあ…することしてたね…」
妹
「…隣の部屋の声、兄貴のエロゲの音じゃなかったんだね」
姉
「リアルエロゲでした」
------
兄
「夜に夫婦でエロゲしてるんだと思ってた」
姉
「なんかごめん」
兄
「エロゲの中以外でそんな事を本当にしてた人がいるなんて」
姉
「まあ夫婦だし」
兄
「自分の目で見るまでやっぱり信じられない」
姉
「と言われても」
兄
「これは隠し撮りしてたやつを見るしか!」
姉
「ん!?」
------
妹
「ちょっとパソコンの事で聞きたいんだけど」
兄
「任せて!」
妹
「エクセルの関数なんだけど…」
兄
「そういうのはググれば出るよ!」
妹
「…じゃあ検索の仕方なんだけど」
兄
「気になる単語入れたら、それっぽいサイト見つかるから!」
妹
(ダメだこいつ、全然詳しくない!)
------
妹
「兄貴ってさ、プレイしたエロゲの影響受けやすいよね」
兄
「そう?」
妹
「女装、出会い系、盗撮、ナース」
兄
「確かに」
妹
「実は完璧超人の主人公のゲームしたらすごい人になれるかも?」
兄
「それは無理かな」
妹
「なんで?」
兄
「ただしイケメンに限るだから」
妹
「納得」
------
兄
「変態でもカッコ良くするにはどうしたら」
父
「それがナンセンス」
兄
「父さん?」
父
「変態にカッコ良さはない」
兄
「でも受ける人もいるよ?」
父
「それは生き様に惚れてるのさ」
兄
「生き様…」
父
「貫き通せば美学になる」
兄
「俺は変態王になる!」
父
「一皮向けたな」
------
兄
「妹のパンツ、僕が洗濯しといたから」
妹
「え?キモ!?」
兄
「お姉さん、姪っ子のオムツ替えは任せてよ」
姉
「気持ち悪い」
兄
「母さん、お風呂で背中流すよ」
母
「結構です」
兄
「みんな僕に頼っていいからね」
妹&姉&母
「誰だ、いらんこと吹き込んだの」
父
「すまん!」
------
つづく
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしければ、感想やブックマークいただけると嬉しいです。




