表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子中高生は、ゲーム好き!  作者: 読書、大好き!?
78/80

祐名の毎朝。

「ジリジリジン!!!」

目覚まし時計が大きな音で鳴る。朝が来たのである。

「zzz。」

もちろん、こんなものでは祐名は起きない。


「しゃあないな。」

天皇ことジャパロボのAI(人工知能)の明治天皇が祐名の身の回りの世話をすることになる。

「よいしょ。」

まず、寝ている祐名を引きづり、洗面所へ。口を強制的に開けて、口を歯ブラシで磨く。キランっとなったら、水を呑み込ませないように気を付けて、うがいをさせて、歯磨き終了。


「よいしょ。」

次にトイレに祐名をトイレに連れて行き、2人では入り扉が閉まる。ザバっと水を流す音がすると、扉が開いて2人で出てくる。

「zzz。」

まだ祐名は寝ていることから、トイレでは、お漏らし状態と思われる。


「よいしょ。そろそろ疲れてきたな。」

部屋に帰って来た2人。祐名をベッドの上に座らせる。

「zzz。」

祐名は寝ている。天皇は、祐名のパジャマのボタンを外し、パジャマを脱がせ制服に着替えさせていく。これはセクハラではあるが、天皇はロボットなので問題はないだろう。

「できた!」

祐名は、制服に着替えることができた。


「わても休憩せな。」

天皇は、部屋のコンセントに天皇は、自分のプラグを差し込み、朝の重労働、祐名の身支度を終えた疲れを回復させていく。

「元気ハツラツ!」

急速充電で天皇のエネルギー補給が完成した。


「祐名はん、朝ご飯を食べに行きまっせ。」

「zzz。」

「まだ寝てるやん・・・。」

気が重たくなる天皇であった。寝ている祐名を引きづりながら、家族のいる食卓へやってきた。


「おはよう。」

祐名の家族から一斉に朝の挨拶がはいる。いつも話を前に進めるテンポに重点を置いているので、家族など描くことがないのである。

「天皇ちゃん、いつも悪いわね。」

まず祐名ママ。至って普通のお母さんである。歳は40前後か。

「いつも会っているのに、会ってないと言われてもな。」

次に祐名パパ。森田クールジャパン大臣である。祐名は3人家族である。

「ホンマでんな。」

「大会の時も、適当に話を合わせたけど、私が家族をほったらかしではなく、家族で食事をしている時でも、よだれを垂らして寝ている娘が、家族の時間を覚えている訳がない。」

そう、祐名も森田大臣も同じ家で暮らしているのだ。

「zzz。」

しかし、朝食中も寝ていて、天皇に口に料理を流し込んでもらう祐名に、父親と一緒にご飯を食べた記憶はないのである。

「誰に似たんだ? この娘は?」

「私じゃないわよ!? あなたよ! あなた!」

娘が良く寝る子に育った罪をなすりつけ合うほど、仲の良い夫婦である。

「ママには敵わないな。天皇、祐名を頼んだぞ!」

「ほいな。」

「天皇ちゃんがいると、安心だわ。」

「そんなに褒められてもなんもでませんで。」

こうして、森田家の朝ご飯は無事に終わったのである。

「zzz。」

もちろん、祐名はまだ寝ている。


「いってきます。」

「いってらっしゃい。」

亭主の森田大臣の出勤を見送る祐名ママ。

「zzz。」

祐名は寝ているので父親と顔を合わせることはない。ここから父に対する反抗期が生まれているのである。

「ほな、わてらも行きますね。」

「天皇ちゃん、いつも悪いわね。」

「いえいえ、寝ている間はカワイイですから。」

そう、寝ている間はかわいい女子高生の祐名。たまに寝相が悪かったり、寝言を言ったり、よだれを垂らしますが・・・。

「よいしょ。」

天皇は、寝ている祐名をジャパロボに積み込む。運転席に乗せて、シートベルトをする。天皇は自らジャパロボに接続して合体する。これで祐名が眠っていても、天皇が運転できるので、安全に学校まで行くことができるのだ。

「ほな、行ってきます。」

「いってらっしゃい。」

天皇がギアを操作して、エンジンをふかしてジャパロボを出発させた。

「zzz。」

まだ祐名は眠ったままである。


「祐名はん、着きましたで、起きてえな!」

祐名を乗せた自衛隊カラーの祐名の所有のジャパロボは学校に着いた。

「zzz。」

それでも祐名は眠っている。

「しゃあない、最終兵器を出すしかない・・・へへへ。」

天皇の逆襲が始まる。

「ポチっとな。」

天皇がジャパロボの祐名専用の目覚ましボタンを押した。

「新兵の分際で、いつまで寝ている!!! 起きろ祐名!!! 」

祐名の苦手な綾子教官のスペシャルボイスである。

「ギャアアアア!? 綾子教官!?」

本能的に祐名は目を覚まし飛び上がる。ドカンと頭を車の屋根にぶつけるのだが、すでに改善されて、車の屋根には、飛び起きて頭をぶつけても痛くないように、クッションが装備されている。

「ははは・・・夢か・・・実に怖い夢だった。」

「うんな、アホな!?」

こうして、森田祐名の毎朝は無事に過ぎていくのであった。

「天皇! 綾子教官の目覚ましを外しなさいよ!」

「パスワードは綾子はんしか知らないんです。(ウソ。)」

「役立たず! こんなんじゃ、命がいくつあっても足らないわ!?」

天皇の毎朝は、毎日大変であった。

「いくわよ! 天皇!」

「ほいな。」

ジャパロボから降りて教室に向かおうとする。

「教室に行って、2度寝するわよ!」

「・・・。」

これがジャパロボの主人公である。


授業中は、御存じのとおり。祐名は眠り続ける。天皇のスキル、敵視減少300%によって、教師の目から逃れているのだ。祐名の代わりに天皇が勉強し、テストも天皇が回答するので、祐名のテストでの成績も大丈夫であった。


「クリームパンもいいですね・・・ジュルジュル。」

決めゼリフも食い意地の張った寝言であった・・・。

「なんでやね!」

ちゃんちゃん~。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ