75 神奈川 VS 東京2(起動)
ここまでの第2回 ジャパロボ 女子大会の経過。
攻め 守り (数字は犠牲者の数)
神奈川✖1 ー 山梨〇
茨城〇 - 栃木✖2
千葉〇 - 茨城✖0
茨城〇 - 千葉✖1
埼玉✖2 ー 群馬〇2
神奈川〇 - 山梨✖2
神奈川〇 - 群馬✖0
神奈川〇1 - 群馬✖2
神奈川〇 - 茨城✖0
神奈川〇 - 茨城✖2
神奈川〇 - 千葉✖1
神奈川 - 東京
残り3名。
東京都2人。(祐名・女の子、ブッコ・ナゴン。)
神奈川県1人。(ヨジョンちゃん。)
「よし! やるぞ!」
「祐名先輩に頼まれちゃったね!」
「先輩の期待に応える!」
「私たちは女王蜂たち!」
ブッコとナゴンはドラゴンに向かって行く。ヨジョンちゃんは、迎え撃つ気が満々である。
「また変なのが出てきたわね! でも、私のファイヤドラゴンの敵じゃないわ! 炎で燃やしてあげるわよ!」
「ちょっと待った!」
「なに?」
「私たちでは、あなたのドラゴンには敵いません。」
「私たちを、1ステージだけ、燃やすのを待ってくれませんか?」
「命乞い? 見苦しいわね・・・、まぁいいわ、私の勝利の前祝に、あなたたちの余興で私を楽しませてみなさい。」
「ありがとうございます!」
ヨジョンは、意外に良い人であった。
「いくよ! ナゴンちゃん!」
「OK! ブッコちゃん!」
「それでは聞いて下さい。女王蜂たちで、女王蜂たちのテーマ。」
どこからか、曲が流れ出し、ブッコとナゴンは歌を歌い踊りだす。
「私たちは カワイイ 女王蜂たち」
「ちょっと前まで、カワイイ ミツバチたち」
「きっと あなたのハートにも 刺さる」
「女王蜂のイタイ イタイ お尻の針~」
「ぶんぶん ブスブス ぶんぶん ブスブス」
「だって、私たちは女王蜂たち~」
会場の大型スクリーンに表示される。
「おお!」
会場のお客さんが歓声をあげ盛り上がる。
「みんな! ありがとう!」
「着パゲマの2トップ、ブッコとナゴンです!」
着パゲマの独占密着で、女王蜂たちは練習風景から、全世界に放映されている。これが女王蜂たちのファーストライブであった。この瞬間にも、女王蜂たちのカワイイ着ぐるみパジャマは、全世界で10億円の売上を達成。着ぐるみパジャマ工場は、機械の稼働し過ぎで炎上した。
「なかなか良かったわよ。女王蜂たち。」
「ありがとうございました。」
「でも、少し目立ちすぎよね。そろそろ燃えてくれる?」
「いいですよ。私たちの役目は終わりましたから。」
「役目?」
「祐名先輩がお目覚めのラジオ体操が終わるまでの時間稼ぎです。」
「なんだと!?」
ヨジョンは、祐名の方を見る。祐名の自衛隊使用の綾子教官チューンアップのジャパロボは、光り輝いていた。
「しまった!? よくも私を騙したな!? 燃えてしまえ!」
ドラゴンが炎を吐き、ブッコとナゴンの女王蜂たちの宣伝用ジャパロボを燃やしてしまう。
「祐名先輩、あとはお願いします!」
「私たち、先輩の期待に少しでも応えることができたかな?」
ブッコとナゴンのジャパロボは、燃え尽きてしまい。2人は世界から消えてしまった。
「少し? 少しだと? 少しどころか・・・満点だ!!!」
震える全身。こぼれる涙。ブッコとナゴンの声は、確かに祐名に届いていた。
「あとは私に任せろ!」
感情高ぶる祐名に連動して、ジャパロボも輝きを増していく。
「いくぞ! ドラゴン!」
ついに祐名が起動する。
つづく。




