73 神奈川 VS 千葉 (真実)
ここまでの第2回 ジャパロボ 女子大会の経過。
攻め 守り (数字は犠牲者の数)
神奈川✖1 ー 山梨〇
茨城〇 - 栃木✖2
千葉〇 - 茨城✖0
茨城〇 - 千葉✖1
埼玉✖2 ー 群馬〇2
神奈川〇 - 山梨✖2
神奈川〇 - 群馬✖0
神奈川〇1 - 群馬✖2
神奈川〇 - 茨城✖0
神奈川〇 - 茨城✖2
残り4名。
東京都2人。(祐名・大きな袋、ブッコ・ナゴン。)
神奈川県1人。(ヨジョンちゃん。)
千葉県1人。(グワ子・デジ子。)
場所は、東京都。渋谷のスクランブル交差点。ここが祐名のお気に入りの睡眠ポイントである。
「ふあ~あ!」
ついに、ついに、眠り姫が目を覚ました。
「祐名先輩! おはようございます!」
ブッコとナゴンは、いち早く、目覚めたばかりの祐名に挨拶をする。
「ミツバチたち!?」
「ブ、ブー! 今は女王蜂たちです!」
「歌と踊りも完璧ですよ!」
「・・・。」
騒がしくなったので、ジャパロボのAI(人工知能)の明治天皇が気づいた。
「起きた!? 祐名はんが目覚めたぞ!? 」
「私を寝坊助みたいに言うな・・・天皇、うるさい!」
祐名は少しモジモジするが、すぐに元に戻る。そして、夢の中で聞いた話を思い出す。
「ドラゴンが、また出たって!? どういうこと!?」
「なんでドラゴンのことを、眠っていた祐名はんが知ってるんです!?」
「夢で聞いた。キラン!」
「うんな、アホな・・・。」
「そんなことはどうでもいい!」
「あれですわ・・・。」
天皇は、会場の大型スクリーンに表示されている、千葉県とドラゴンの戦いを指さした。
場所は、千葉県、東京ディズニーランド。
「これでも食らいなさい! 千葉県御当地スキル、友達スキル、発動!」
千葉代表のグワ子とデジ子のコンビが、攻撃を仕掛ける。上空にディズニーシーが現れた。
「あれは!? ディズニーシー!?」
観戦している祐名には、あんな巨大な物体を上空から落とせば、いくらドラゴンでも無事では済まないだろうと思った。
ボオオオ! ドラゴンは口から炎を吐き出し、ディズニーシーを燃やし尽くした。
「死ね!」
「グワ!?」
ドラゴンは口から炎を吐き出し、グワ子のジャパロボを1撃で燃やし尽くす。
「なんだ!? あの尋常でない強力な炎は!?」
「あれはドラゴンでも、ファイヤードラゴンです! 炎に特化したヤツです。」
「あんなものどこから持ち込んだんだ!?」
「北朝鮮製らしいですよ!」
「北朝鮮!? でもドラゴンを実体化なんて・・・まさか、リアルプリンターシステム!? あれは日本にしかない技術のはずだろ!?」
「どうやら、コンピューターウイルスに侵されているみたいです。」
「ハッキングされたのか!?」
「そうみたいです・・・。」
「なんてことだ・・・バカ親父は何をしていたんだ!? クソやろう!」
祐名のバカ親父、森田大臣。
「どうするんだ!? ああ! もう終わりだ!」
「大臣、天皇から連絡です!」
「なに!? すぐにつないでくれ!」
祐名が目覚めたので、無理やり起こして、蹴られる心配がなくなった天皇はジャパロボ本部に連絡を入れた。
「天皇!?」
「お父はん。」
「誰が君のお父さんだ! 私の娘はロボットごときにはやらんぞ!」
「いりまへん。」
「・・・祐名が不憫だ! うえ~ん!」
「娘はんが起きましたで。」
ここに森田親子の久々の再会である。
「お父さん・・・。」
「祐名、元気か?」
「お父さんは、こんなゲームと現実の家族と、どっちが大切なの?」
「な!?」
「お母さんも、私も、妹も、みんなお父さんが、お家に帰って来るのを待っているんだよ! 大臣だとか、お金だとか、そんなことはどうでもいいんだよ!」
「祐名・・・。」
「お父さん、帰って来るんだよね?」
「祐名・・・。お父さん、まだ帰れないんだ。実は日本国家は、自衛隊のジャパロボを日本軍のジャパロボに変更して、全世界を征服しようとしているんだ。」
「なんですって!?」
「協力しないと、母さんや、娘たちを殺すって脅されたんだ!」
「私たちを守るために、お父さんは・・・。」
「ジャパロボのデータは、まだ日本の国内データしか公表されていないが、本当は全世界のデータは完成しているんだ。ジャパロボの世界大会を開いた時に、悪魔のリアルプリンターシステムを使い、一気に日本国家は、全世界を征服するつもりなんだ!」
「そんな!?」
ついに、ジャパロボ世界の全容が語られた。
「わかった。私がお父さんが早くお家に帰って来れるように、この戦いを終わらせます!」
「祐名・・・。」
「リアルプリンターシステムも、私が破壊します!」
祐名は、ジャパロボの全てと戦うことを決意する。
つづく。




