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女子中高生は、ゲーム好き!  作者: 読書、大好き!?
72/80

72 神奈川 VS 茨城2(眠り姫)

ここまでの第2回 ジャパロボ 女子大会の経過。


攻め     守り   (数字は犠牲者の数)

神奈川✖1 ー 山梨〇

茨城〇   - 栃木✖2

千葉〇   - 茨城✖0

茨城〇   - 千葉✖1

埼玉✖2  ー 群馬〇2

神奈川〇  - 山梨✖2

神奈川〇  - 群馬✖0

神奈川〇1 - 群馬✖2

神奈川〇  - 茨城✖0

神奈川   - 茨城


残り5名。

東京都2人。(祐名・大きな袋、ブッコ・ナゴン。)

茨城県1人。(マリコ・ナイトメア。)

神奈川県1人。(ヨジョンちゃん。)

千葉県1人。(グワ子・デジ子。)



ここは祐名の夢の中である。


「ダルマさんなんか、食べれませんよ・・・いくら私でも・・・。」


祐名の夢は、偏食に満ちた悪夢!? であった。


「すごい悪夢、私の見せる悪夢より酷いかも・・・。」


そこにマリコの元を離れた、ナイトメアのナイちゃんが現れて、祐名の夢の世界に呆れている。


「おい! そこの女。」

「そんな、精霊なんて食べれませんよ。」

「ナイちゃんも食べる気か!?」


恐るべし夢の中の祐名。


「あなた、誰?」

「私は新魔王マリコさまに仕える妖精、ナイトメアのナイちゃんだ。」

「食べていい?」

「食おうとするな!」


夢の中では何でも食べたい、底なしの大食い女王である。


「私の夢に何のよう?」

「マリコさまの言葉を伝えにきた。」

「へ?」

「私はファイヤードラゴンには勝てないかもしれない。でも、私は、私のできることをやる。だから、あとはあなたに託したい。私が負けたらナイちゃんも消えてしまう。もし、この言葉を、あなたが聞くことができたのなら、目を覚まして。あなたの大切なモノを守って。この世界を救って。とのことです。」


マリコの想いをナイちゃんは、夢の中で祐名に伝えた。



その頃、茨城県の霞ヶ浦。


「茨城県御当地スキル、霞ヶ浦で底なし沼!」

「ギャア!? 足が抜けない!?」


ドラゴンの足がきれいな湿地帯に取られて、徐々に沈んでいく。


「着パゲマスキル、新魔王の黒の装束姿の着ぐるみパジャマ!」


これでマリコの炎に対する耐久度が上昇した。


「新魔王マリコの私スキル、「できる」全開放! 全発動!」


マリコの自信、マリコのジャパロボが「できるオーラ」に包まれている。


「常盤子ちゃん一緒に行こう!」

「はい!」


この決勝戦の間、側には、ずっと、常盤子がいて、笑ってくれていた。最後も常盤子の想いを連れて行く。


「なんなのよ!? たかが湿地ごときで身動きが取れないなんて!?」

「おまえには分かるまい!」

「なんですって!?」

「ルールも無視して、勝手に好き勝手して、他人の人生を馬鹿にして笑っているおまえにはな! 見えるか! 湿地の泥だけがドラゴンを押さえつけているんじゃないんだぞ!」

「なんだ!? こいつらは!?」


驚異のファイヤードラゴンを、今までに負けてしまった11人のパイロットたちが押さえつけている。その中に常盤子の姿も見える。


「茨城! やれ!」

「おまえならできるよ!」

「私たちの敵を討ってくれ!」

「カモーン!」

「マリコちゃん! ドラゴンの弱点は口の中よ! 私が炎が出ないようにするから! やっつけて!」


パイロットたちは、マリコなら「できる」と信じている。


「みんなの「できる」確かに受け取ったよ! いくぞ! ヨジョン!」


マリコは、ドラゴンの口を目掛けて飛び込んだ。


「燃やしてやる! なに!? 炎が出ない!?」


炎は、常盤子が抑えている。


「できるパンチ!」


マリコのできるをまとったパンチは。ドラゴンの牙を、パキン!とへし折った。そのまま、ドラゴンの口の中に侵入する。


「こ、これは!? 核の本体!?」


マリコは、口の中で核の本体を見つけた。


「こいつを取り出せれば。」


マリコは取り外そうとするが、なかなか取れない。


「アイツら核を取り外すつもりか!? そうわ、させんぞ! なめるな!」


ヨジョンは、キレキレに炎を吐き出すボタンを押しまくった。


「クソ! こいつ取れない!?」

「マリコちゃん。」

「常盤子ちゃん!?」

「ごめんなさい、もう私たちでは、ドラゴンを押さえつけることができないわ。」

「そうか、ここまでありがとう。」


マリコを炎の発射口から、炎が発射されようとしている。


「もう限界か・・・、ドラゴンを倒すことはできなかったけど、せめて、核だけでも取り除かないと!」


マリコは、自分をより強く信じた。


「できる! できる! できる! だって、私は、スーパーマリコだもん!!!」


マリコを「スーパーできるオーラ」が包む。そのオーラは、核の本体も包み込んだ。ボオオオっと発射された炎が、マリコのジャパロボを燃やして消えていく。マリコのジャパロボが消えると同時にドラゴンの炎も消えてしまった。


「核が消えただと!? 強制ログアウトされる時に、核と同期して、消したというのか!?」


ヨジョンは、核がマリコと一緒に消えたことに驚いた。



祐名の夢の中。


「ドラゴンってなんだ!? あの口の悪い奴が負けるってどういうことだよ!?」

「それは・・・。」

「な!? え!?」


祐名の目の前で、ナイトメアのナイちゃんが消えてしまった。そこに口の悪いマリコが現れる。


「あ!? 口の悪い奴!?」

「ナイちゃん、迎えにきたよ。」

「わ~い! マリコさま。」

「あなた、いい加減、目を覚ましなさいよ! 寝てばっかりでどうするのよ!」

「え!? なに!?」


言うだけ言って、マリコたちは去って行った。


「何なんだよ!? ここは私の夢の世界だぞ!?」


祐名は、いらだちもしたが、現実の世界が少し心配になってきた。



現実のゲーム会場。


マリコは、アーケード機から、清々しい表情で降りてきた。


「お疲れ様でした。」

「常盤子ちゃん。」


それを先にログアウトしていた、常盤子が迎える。


「新魔王さま、カッコよかったですよ。」

「ありがとう。これも常盤子ちゃんのおかげだよ。」

「マリコちゃん、大好き!」

「私もだよ!」


二人は互いの健闘を称え抱きしめ合う。そして見つめ合う2人。


「ギュギュギュギュ!」


常盤子の恐怖料理、真っ黒な木炭を無理して食べたため、お腹を壊していたのだ。


「ごめん、常盤子ちゃん。」

「はい?」

「トイレ!!!!!!!!!!!!!!」


マリコは、常盤子から離れ、女子トイレに走って去って行った。


「ギュギュギュギュ!」


マリコは、女子トイレでも戦っていた。これが核の恐怖から世界を守った、新魔王さまであった。


つづく。

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