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女子中高生は、ゲーム好き!  作者: 読書、大好き!?
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62 茨城 VS 栃木 1

ここは、茨城県の霞ヶ浦。茨城代表のジャパロボの2体が戦略を練っている。


「どうする? 攻める? 守る?」

「マリコさまの優勝は間違いありませんよ~。」


もちろん1人は、わざわざ激戦地、東京を避けて、茨城予選に出場し、見事に代表の座を獲得した、新魔王マリコである。相方は精霊のナイトメアのナイちゃんである。


「慎重に行動した方がいいわよ。」

「そうです、我が社の試作機なんですから、簡単に壊さないで下さいよ。」


もう1人の茨城代表の常盤子である。そして助手席には、電気メーカーのスタッフが同乗している。この人は、日立の社員である。少子高齢化社会で白物家電が売れなくなので、日立はジャパロボ市場に参入したのだった。茨城のジャパロボは、日立の試作機がギリギリ完成したのだ。


「うちは、ジャパロボで生活を楽しく改革するが利用者の方にアピールできればいいんですから、自動車メーカーみたいにハイスペックに技術自慢する必要はないんですからね。頼みますよ。」

「は、はい。」

「大丈夫ですよ、試作機でも、私たちが乗っている以上、家電メーカーとして、初めてジャパロボの一般家庭向けの量産品の開発に成功したと宣伝してみせます。」

「マリコさまなら、できる! ですね。」


常盤子は、慎重な性格で大人しめのようだ。同乗のスタッフは、プロトタイプのジャパロボが大破しないか気が気でない。


「さっきの神奈川と山梨の戦いを見て気づいたけど、1人で行動すると、中々、話が進まないのが分かったわ。私たちは、東京都の睡眠魔とカワイイ後輩を倒したいだけだけど・・・常盤子ちゃん。」

「は、はい!?」

「千葉か栃木に一緒に攻め込もうか?」

「ええ!? そんなことをしたら、茨城が空白地帯になってしまいますよ!?」

「大丈夫! 負けないから! だって私は、スーパーマリコだもん!」

「ど、どこから、そんな自信が沸いてくるんですか!?」

「ケケケっ。マリコさまは、特殊スキル「できる」をお持ちです。安心してくださいませ。」

「なにが「できる」だ!? お願いだから攻められるまでは、うちのジャパロボの料理や掃除機能の実演をしていてくださいよ!?」


4人で会話していると話がまとまらない。


「常盤子ちゃん。」

「はい。」

「私を信じて!」

「マリコちゃん・・・。」

「私も常盤子ちゃんを信じる!」

「わかった。私もマリコちゃんを信じる!」

「さすが、マリコさま、また1人、魔王の手下を増やされた。」

「おまえらいったい何なんだ!?」


困惑する電気メーカーのスタッフを放置して、マリコと常盤子は、手をつないで、隣接する栃木県に攻め込んだ。


「いくよ! 常盤子ちゃん!」

「うん! マリコちゃん!」


2人は出会ったばかりだが、心と心の友情という信頼で結ばれていた。


ちなみに、マリコのジャパロボのボディには、ボンネットには、新魔王マリコが、サイドには、エール、四文字熟男、ヤトラ、シュークリムの黒の四天王が描かれているアニメファンにはありがたいデザインで塗装されていた。おまけに後ろのトランクにはナイトメアのナイちゃんも描かれている。


常盤子のジャパロボは、炊飯器、洗濯機、掃除機、5Kテレビなど、ジャパロボの提供スポンサーの日立の商品が大々的に描かれていた。全世界で30億人は視聴するジャパロボ大会は、今や世界で1番の広告宣伝になるのだった。



つづく。

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