60 神奈川 VS 山梨 1
ついに戦いが始まった。
「神奈川 VS 山梨」
会場の大型スクリーンに表示される。
「おお!」
大観衆は歓声をあげる。
場所は山梨、富士のふもと。山頂が白くなっている富士山。そこに神奈川のジャパロボがあった。
「オオー! ジャパニーズマウンテン!」
神奈川代表の1人、外国人のポンセちゃんである。
ちなみに「カー・ロボット・ワールド」「ジャパロボ大会」は、大人数の新人キャラが登場するので、フルネームがあるのは、主人公の森田祐名だけであった。無論、準優勝の綾子教官も、未だに名字は無い。
「飛んで火にいる外国人!」
そこに山梨代表の2人が現れる。1人が信玄子である。
「あんた、分かってるの? 守備側は2人で守っているの分かっているの!?」
もう1人が富士子ちゃんである。
「オオ、ワタシ、ニホンゴ、ワカリマセン、ニホン、ハツライニチデス。」
「ええ!? 初来日!?」
「なんか、調子が狂うわね。」
「ゲームニコッキョウハアリマセン。」
今回の決勝戦のジャパロボは、不公平にスポンサーがついている。
神奈川チームのジャパロボは、横浜に本社のある日産とルノーの共同開発。1番の売りは外国語にも対応できる翻訳機能を装備している。助手席には、自動車メーカーのスタッフ、パチョレックちゃんが乗っている。外国人コンビである。
「ニンゲンスキル、ハツドウ! ブンセキカイシ!」
神奈川のジャパロボは、スーパーコンピュータを搭載し、試合データを取るだけでなく、戦いの予測データも解析するのだ。これが1人でも敵地に攻め込む自身なのだ。
「カナガワスキルハツドウ! ヨコハマベイブリッジ、カモーン!」
山梨県に横浜ベイブリッジが現れる。
「おお!」
会場のお客さんが歓声をあげて盛り上がる。
「クラエ! ベイブリッジ・ローリング・アタック!」
ポンセちゃんは、横浜ベイブリッジを持ち上げ振り回し、山梨コンビに攻撃を仕掛ける。
つづく。




