58 決勝戦、当日
「まもなく、第2回 ジャパロボ 女子大会の決勝戦を開始します。選手は会場で実機に搭乗の準備をして下さい。」
祐名は決勝に出場しなければいけないので、綾子教官が、アナウンスをしている。
「いくぞ! ミツバチたち!」
「はい! 祐名先輩!」
東京都代表の森田祐名とナゴン、とブッコがいる。
「やはり、ミツバチたちは、1人より2人の方がいいな。」
「ナゴンちゃんありがとう。」
「ブッコちゃんは、ナゴンの親友だもん。」
「わ~い!」
そこに天皇が、大きな袋をかついでやってきた。
「遅かったな、天皇。」
「これでも精一杯でっせ。ていうか、これ人さらいでっせ!?」
「かまわない。私が綾子教官に怒られないためだ! 日本国家を守るために自衛隊は負けることは許されないのだ!」
「んんな、アホな・・・。」
大きな袋の中に人が入っているのだろう。モゴモゴ苦しそう暴れている。中身は、まだ内緒。
「あら? あなたたちも決勝戦に出るの?」
「あ、あなたは!?」
「新魔王のマリコ先輩!?」
ブッコたちの前に、祐名と同じクラスの間りこ、こと新魔王マリコが現れた。
「ナイトメアちゃんもいるぞ。」
「どうしてここに!?」
「私は、激戦の東京大会を避け、電車に乗って、わざわざ茨城県にまで行き、見事に代表の座をつかみ取ったのだ!」
「よくそこまで、やるわね。」
「恥ずかしくないのかしら。」
「うるさい!」
茨城県の1枠は、マリコらしい。助手席にナイトメアちゃんが乗るらしい。
「そこの前回優勝者、クラスメートだが、毎回授業中は爆睡しおって、先生に変わって、天誅してくれるわ!」
「同じクラスにいましたっけ?」
「なんだと!?」
祐名は、学校に行っても、ほとんど寝ているのでクラスメートのことは知らない。
「まあ、いい。ジャパロボでケリをつけてやる。ハハハハハッ!」
そういうと、マリコは去って行った。
「まず、天皇をジャパロボに差し込んで。」
「設置OKで、おま。」
「大きな袋を助手席のシートベルトに装着。これで準備よし。」
祐名は、戦闘準備が整った。
「ナゴンちゃん、そろそろ着替えよう!」
「そうだね。へへへっ。」
ブッコとナゴンは新しい着ぐるみパジャマを着始めた。
「じゃん! 女王蜂の着ぐるみパジャマ!」
「ブッコちゃん、カワイイ!」
「ナゴンちゃんも決まっているよ!」
「キャハハハハ!」
2人は、決勝戦はゴージャスな女王蜂の着ぐるみパジャマを着て戦うのだ。
「ああ、ミツバチたちの方が好きだったのにな・・・。女王蜂たちになっちゃった。ナゴンちゃん、東京都は私が守っているから、好きな所を攻めてきていいよ。」
「わかりました、祐名先輩!」
意気込むブッコとナゴンに対し、祐名は開始直後から寝る気満々である。
「それでは、決勝戦、開始です!」
こうして、出場者16人中、3人しか決まっていない状態で、第2回 ジャパロボ 女子大会は幕を開けたのだった。
つづく。




