54 予選最終決戦。
「〇」
「やった!」
「✖」
「チョロイチョロイ!」
見事に何回も〇✖クイズを繰り返し、ブッコとナゴンは、予選最終決戦まで勝ち残った。
「天皇、〇よ!」
「ブッコはん、ナゴンはん、〇やと思います。」
「ロボちゃんに従います!」
「間違えたら、分解の刑ね!」
「なんでやねん!?」
自衛隊の女子高生職員として、〇✖ボタンを押す担当の祐名からの指示である。
「やった! これで私たち、予選の決勝だよ!」
「ブッコちゃん、私たち頑張ったもんね!」
「・・・そうかな。」
こうして、東京都予選は、最終決戦の100名までに絞られたのだった。
「残ったワン。」
「残れたニャア。」
「なぜかしらチュン。」
「私のおかげコケ、ニョロ、グワ。」
「わたちゃんは、優勝しそうだよ・・・。」
「優勝したら、みんなに焼肉おごるわよ!」
「やった! がんばれ! わたちゃん!」
「キャハハハハ!」
犬人間の鈴木すず。猫人間の伊藤いと。雀人間の山本やま。ニワトリ、ヘビ、アヒルのキメラ渡辺わたも、最終予選まで残った。
「さすが、ウンちゃん残ったぜ!」
「妖精もゲームで遊んでよかったんだ。」
「かかってこい! みんな燃やしてやるぞ~!」
「〇✖クイズなら、楽しいのだ。」
「優勝したら、賞金を軍資金にして、人間に復讐するぞ!」
「あれ? ナイトメアちゃんと、ご主人様の新魔王がいないわ?」
「本当だ!? きっと〇✖クイズで間違えたんだよ。」
「キャハハハハ!」
ウン、シル、サラ、ノー、ドワの妖精ではない、精霊と小人コンビも最終予選まで残っていた。新魔王の間リコこと、マリコと悪夢の精霊、ナイトメアちゃんは、本当に〇✖クイズで間違えたのだろうか!?
「それでは、東京都予選、全世界で勝ち残った100名の参加者のみなさん、ゲームパットをパソコンに差し込んで下さい。会場に来ている方は、アーケード機に乗り込んで下さい。」
司会進行のアナウンスがあった。どこかで聞いた声だった。
「あ~眠たいな。」
もちろんアナウンスしているのは、こき使われている祐名である。
「ナゴンちゃん、お互いがんばろうね!」
「ブッコちゃん、決勝で会おうね!」
ブッコとナゴンはおバカなので、決勝進出枠が、1枠しかないので2人は決勝には出れないことを理解していなかった。
「ブッコはん、わてを本体に差し込んでくれまっか?」
「ここでいいの?」
「おおきに。」
ブッコは、天皇をジャパロボのアーケード機の本体に差し込んだ。
「これでブッコはんの優勝は決まったようなもんでんな。」
天皇は、ジャパロボのAIとして、シンクロした。
「それでは、最終予選は、100人での同時プレイによる、サバイバル戦です! それでは、スタート!」
祐名の合図で、最終予選が、スタートした。
つづく。




