49 高校の授業中2
「いと、とは、とても、という意味です。」
こちらは、渋谷キャラ高校の授業中の風景である。間りこ、こと新魔王マリコは、容姿端麗で成績も優秀で「できる」のだった。決して、ゲームの「できる」スキルを現実でも使っている訳ではない。マリコの場合は、現実の「できる」スキルを、ゲームで使っているのだ。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 」
続いて黒のジョブ4人を見てみよう。黒の純粋バーサーカーのエール。今思えば、横文字って、ハーフなのか? ファンタジー世界出身なので、まぁいいか。結論からいうと、学級委員長もしているので、成績は普通よりは良いのだ。
「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。 」
次、黒の四文字熟語の使い手、四文字熟男。黒になり、夢と希望を捨て、落ち着いて朗読ができる、「黒と闇と悲しみ。」を背負った男になってしまった。国語・古文の成績が、悪いということはないだろう。
「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。 」
次、黒の血の剣士シュー。彼は元々、「どうでもいい。」という、精神薄弱な状態であったが、黒に染まることで、「どうでもいい訳ないじゃないか!」と普通の精神状態を残念ながら、取り戻した。
「冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。 」
次、黒のラノベ出番なしキャラ遭難救助隊の隊長ヤトラ。白の魔法使いの衣装を着ているが、白魔法は使えない、なぜかメテオは使え、次元と空間を飛び越えることはできる。さらに女性と思われていたが、先の48話で、実は「男」の可能性も出てきてしまった。
「わ~い~♪ わ~い~♪」
ちなみに同じクラスの鈴木すずたちは、キパゲマの世界で犬の着ぐるみパジャマを着て遊んでいる。
「zzz。」
もちろん、祐名は授業中は眠り、AIの明治天皇が代わりに授業を受けているのであった。
つづく。




