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女子中高生は、ゲーム好き!  作者: 読書、大好き!?
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46 新魔王の実力

「これが私の着ぐるみパジャマよ。」


マリコの着ぐるみパジャマは、新魔王の漆黒の着ぐるみパジャマであった。これも「着パゲマ~♪」のゲームの世界では、黒の精霊使いの着ぐるみパジャマ同様、違反のコンピューターウイルス「着パウス」である。何らかの方法で、黒の着ぐるみパジャマを「着パゲマ~♪」の世界に送り込むことができるのだ。


「マリコ先輩、カッコイイ~♪」


ブッコの着ぐるみパジャマ「うさピョン」は、渋谷の109でガラガラ抽選会でもらった、最新トレンドファッションの自動更新される商業用のプロトタイプのレアな着ぐるみパジャマのプログラムがインストール済み。


「最初から全開でいきますよ! オシャレアイテム更新!」


ブッコの着ぐるみパジャマ「うさピョン」に、新着アイテムの衣装が更新される。ちなみに今日のブッコの衣装は、シャツ裏毛ワンピ、フラワーブーケプリントフレアスカート、トリプルリボンバレッタで、可愛い流行ファションに変更された。


「私、強い着ぐるみパジャマは、ちょんまげ侍しか持ってません・・・。」


さすがにちょんまげ侍の着ぐるみパジャマに慣れて飽きてくると、15才の女の子には、少し恥ずかしいのである。


「ブッコちゃん、黒の世界に来るかい?」

「え!?」

「黒の世界に来れば、好きな黒い着ぐるみパジャマで遊べるよ~♪」

「好きな着ぐるみパジャマで遊べる・・・。」


世間知らずの小娘には甘い誘惑である。


「バトルスタート」


画面に戦闘開始の文字が表示される。


「いきますよ! マリコ先輩!」

「おいで~♪ 可愛がってあげよう~♪」

「必殺キパゲマ! 人参さんビーム!」

「効かない~♪」


人参さんビームは、マリコの手前で消えてしまった。


「人参が消えた!?」


兄のナスビも驚いた。消えたというより、コンピューター処理され、削除されたという感じだった。


「さすが唯一の一点物のレアな着ぐるみパジャマだ・・・でも、新魔王になった私の「できる」には、及ばない。」


今度は、マリコが攻撃に転じる。


「くらえ! これが私の「できる」だ!」


ブッコ目掛けて、マリコの放った「できる」という文字が飛んでくる。意表を突かれたブッコは、「できる」を食らってしまうが、


「ギャア!? あれ? ダメージを受けてない?」


スポンサー契約を持っているので、絶対に商品が傷つかないようにできている。仕組みは、マリコが人参さんビームを消したように、ゲーム内でコンピューターが処理するのだ。決して防御力が高いのではない。


「SOLD OUT」


ブッコの活躍に合わせ、ゲームを観戦している全世界のお客さんから、ネット注文が入り、ブッコの着ぐるみパジャマが着ている商品はあっという間に完売するのであった。ブッコは今や世界の「カワイイ」が好きな人の憧れであった。


「ナゴンちゃんも攻撃してよ。」

「・・・。」

「ナゴンちゃん、どうしたの?」

「・・・好きな着ぐるみパジャマで遊べる。」


ナゴンは、マリコの甘い誘惑に「混乱」を起こして、ほぼ洗脳され、戦闘不能状態だった。手も足もでないブッコと動かないナゴンに、マリコの次の手が迫る。


「ふん~、攻撃が効かないレアな着ぐるみパジャマか・・・、それでも私の「できる」の前では、問題ないわ~♪」


マリコは、次の「できる」を発射体制に入いる。


「私の「できる」で、ゲームの外の世界に飛んで行きなさい!!!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」


マリコの放たれた「できる」の前に、ブッコは、ゲームの世界から弾き飛ばされてしまった。ブッコの視界画面には、


「回線が遮断されました。電波の良い所から、再ログインしてください。」


の文字が・・・。その時、パカーンとエレベーターの扉が開いた。ブッコの通う渋谷キャラ中学校のある6階に着いたのである。


「ええ!?」


新魔王マリコの前に圧倒的な実力の前に、ブッコは放心状態である。


「もう一度、もう一度、私と戦ってください!」

「何度戦っても結果は同じよ~♪ 今のブッコちゃんは、弱い。」

「私が・・・弱い。」

「それに仲間を待たしてるから、私と戦いたかったら、新魔王の配下の、この4人に勝てたら、もう一度、戦ってあげるわよ~♪」

「黒いジョブの4人・・・。」

「は~い~♪ 遅刻するから降りなさい~♪」


妹ブッコと妹友ナゴン、兄ナスビ、兄友ハチは6階なので、エレベーターを降りた。


「しっかり勉強しろよ~♪ バイバイ~♪」


エレベーターの扉が閉まり、マリコたちは去って行った。


「ブッコは弱い・・・。」

「好きな着ぐるみパジャマで遊べる・・・。」


ブッコとナゴンは、敗戦と欲望で、脳波ゲーム「渋谷EEGgames」に接続が不安定になるぐらい、脳みその中は放心状態であった。


「マリコさんって、魔王に見えなかったな・・・。」

「黒になった理由もそうだし、悪い人達には見えなかった・・・。」


過去に、ファンタジー世界モノを書いたことがある経験から言うと、「魔王」と肩書をつけるだけで、出番と個性あるキャラクターになり、勝手にストーリーが進むのである。


つづく。

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