37 夜の遊園地へ
「と、いうことで、夜に東京シブヤーランドに行かないといけないんだ。」
「黒いうさピョンが見つかるといいな。それにしても、おまえも大変だな、まぁ、頑張れよ。」
兄、ナスビは、兄友のハチに電話で、脳波ゲーム「渋谷EEGgames」のアバター幽体離脱を使って、夜に遊園地に行くことを伝える。
「お兄ちゃん、がんばってね~♪」
「行ってきます。」
「妖精さんたちも、しっかり遊んできてね~♪」
「は~い~♪」
5人の妖精さんたちは、現実社会で普段通り、夜の遊園地に遊びに行くのだ。え、犯罪じゃないかって? ラノベだから、いいのだ。
東京シブヤーランドは、百貨店の屋上遊園地設定。学校が西武B館を想定しているので、学校の外まで、兄と妖精たちはやってきた。
「僕のナスビの着ぐるみパジャマには、飛行能力はないぞ、どうしよう?」
「大丈夫ですよ、ご主人様のお兄様、シルちゃんにお任せください~♪」
シルちゃんは、風の妖精シルフィードである。風の魔法ぐらい、使えるのだ。
「上昇気流~♪ 風の魔法陣~♪」
「う、うわ~ぁ!?」
シルちゃんが風の魔方陣を出すと、風が下から上に吹き出し、ナスビのアバターが風のエレベーターの魔法陣に乗って上昇していく。
「すごい、まるで空を飛んでいるようだ!」
「シルちゃんは、風の魔法を使うことができます~♪」
「精霊さんって、便利だね。」
「ムキッ! シルちゃんは、精霊ではありません! 妖精です!」
精霊さんは、妖精さんに憧れているので、自分のことを妖精と思っている。だから精霊と言われると、理不尽だが、怒るのである。
「横風!」
「うわ~ぁ!? 落ちる!? 妖精です! シルちゃんは妖精です!」
「はぁ~い~♪ シルちゃんは妖精です~♪」
「ふぅ~、おさまった・・・。」
妖精さんは、偉大である。決して、シルちゃんたちを怒るしてはいけないのである。
「ちなみに屋上までは、シルちゃんは、風を使います。ウンちゃんは、排水管を水になって移動し、サラちゃんは、火を吐いて上昇します。ドワちゃんは羽が無いので、ノーちゃんがドワちゃんを抱えながら、ビルの壁をよじ登ります~♪」
「妖精さんって、すごいね・・・。」
シルちゃんを普通の性格にして良かった。説明と司会進行役ができる。
「着きましたよ~♪ これが夜のシブヤーランドです~♪」
「これがシブヤーランド!?」
ナスビが見たモノとは!?
つづく。




