29 ヘルプ
「ヒュルリ~♪」
今日ボスは、精霊風。日本の妖怪らしい。
「行くワン!」
「倒すニャア!」
「初参戦チュンチョン!」
渋谷キャラ高校の女子高生が脳波ゲーム「渋谷EEGgames」を共闘で遊んでいた。犬人間の鈴木すずの犬の着ぐるみパジャマ「ワオ~ン♪」。猫人間の伊藤いとの着ぐるみパジャマ「ニャア~♪」。初登場の雀人間の山本やまの着ぐるみパジャマ「チュン~♪」。ちなみに山本やまさんは、高校にも、着物で登校する和装美人である。結して、校則違反ではないので、チート行為ではない。
「強い!?」
「私たちでは勝てない!?」
「レアな着ぐるみパジャマを持っている、中学生に助けてもらおう!」
ブッコとナゴンのことである。
「ということで、さとちゃんよろしく!」
「はぁ!? なんで僕が!?」
佐藤さと、彼は飼育員さんの着ぐるみパジャマを着ている。飼育員の着ぐるみパジャマの特殊能力は、動物着ぐるみパジャマを躾できることである。
「飼育員として命じる、すず、おまえが行って来い!」
「ワン!」
鈴木すずは、助けを求めて、アバター幽体離脱し、8階から6階の中学校を目指した。
「ええ!? 私たち2人だけで今日ボスと戦うの!?」
「佐藤が行けばよかったのよ!」
「なんで僕が!?」
佐藤は、伊藤と山本の猛攻にタジタジだった。
ピク。
佐藤をいじめる乙女の罵声に、反応する女子が1人いた。そのことを伊東も山本も知らない。
つづく。




