20 Emperor M
「黒いうさピョンを探すぞ~♪」
「黒いうさピョンを狩るぞ~♪」
「黒いうさピョンを神の生贄にするぞ~♪」
渋谷EEGgamesの運営、松濤財団に呼ばれた妹ブッコ、妹友ナゴン、兄ナスビは、着ぐるみパジャマのコンピューターウイルス「着パウス」と戦うことになった。まず、謎の着ぐるみパジャマ「黒いうさピョン」を探すことになったのだ。
「いいな~、どうして俺も誘ってくれなかったの・・・。」
兄友ハチは、のけ者にされたとふて腐れている。
「会いたかったな~、脳波ゲーを開発した、脳みそ主人に・・・。」
「ごめん、今度、会いに行こうな。」
「ハチ、お手~♪」
「ワン。」
「さすがブッコちゃん~♪ 猛獣使い~♪」
「しまった!? つい習慣で・・・。」
「マジメに相手すると疲れるよ。」
兄のナスビは、スマホで、ゲームのランキングを見ている。
「みんな、見て。」
「なになに~♪」
「ランキングの上位者は、どれもすごいスコアーを出しているんだが、1位を見て!」
「すごい! 1兆点!? 2位でも、1億点しかないのに・・・、どうやったらこんなスコアーが・・・。」
「2位から下は団子レース。また渋谷EEGgamesは、個人の脳波でプレイヤーを識別するから、一つのアカウントを交代制で眠らずにプレーするチート行為はできない。どんなにお金持ちであっても、眠たくなったら睡眠するから、普通のプレイヤーの上位者は、サービス開始からの平均が1億点くらいということになる。」
「じゃあ、ランキング1位の「Emperor M」っていうのは、眠らずに、ずっとプレイしているってことか? そんなの無理だろう。」
「zzz。」
「ブッコちゃん、寝ました~♪」
「脳みそさんが言うには、Emperor Mは、運営アカウントではないんだ。」
「なんだって!?」
運営アカウントを説明しよう。どこも認めないが、ゲーム内で、すごい数字を出して、「負けるもんか!」とお金持ちに課金を煽る、公然と利益追求のために、公然とされている、運営のチート行為である。運営アカウントのアルバイトをすると、ガチャは無限に回せる。契約社員やアルバイトは、極秘情報を簡単にSNSに投稿する。ガチャが在庫制なのも、ONOFFスイッチがあるのも、それでバレた。
「噂では、Emperor Mは、特定の時間ではなく、24時間、ゲーム内にいるらしい。」
「そんなことは、人間には無理だ、まさかロボットとでも言うのか!?」
「分からない、とにかく遭遇してみないと。」
「zzz。」
「zzz。」
「ああ、ナゴンまで寝ちゃった。」
「寝顔はかわいいのに、性格がもったいない・・・。」
Emperor Mの正体とは!?
つづく。




