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女子中高生は、ゲーム好き!  作者: 読書、大好き!?
19/80

19 ストーリー実装

「ここだ。」

「うわぁ~♪ 大きなお家~♪」

「ブッコちゃん~♪ バーベキューパーティーしようよ~♪」

「勝手にするな! ・・・本当によそ様の庭でしそうで怖いわ。」


兄、ナスビは、妹のブッコと妹友のナゴンと共に、手紙をくれた、松濤財団にやって来た。ピーンポーン、とドアホンのボタンを押すと、


「どうぞ、お入りください。」


と声がして、ドアが開いた。3人は、家の玄関の扉を開けて、家の中に入っていく。


「ようこそ、お越しくださいました。」


中には、50才過ぎくらいの女性が立っていた。


「私が、松濤夫人です。」

「あなたが、渋谷EEGgamesの開発者なんですか!?」

「え、ええ!? 私はただ、主人に名前を貸しているだけです。」

「あ、ご主人ですか。」


ナスビは、少しホッとした。普通の女性がゲームを開発したのかと、意外に思ったからだ。夫人に連れられ、ご主人のいる部屋に通される。3人が、そこで見たモノとは・・・。


「こ、これは!?」


ナスビは驚いた。部屋にいたのは、人間ではなく、脳みそ、脳みそが機械に入っていたのである。そして、その脳みそは、


「こんにちわ。君たちのことは、ゲームを通して知っているよ。」

「しゃべった!? 脳みそがしゃべった!?」

「ハハハハハッ~♪ うれしいね、妻以外と話をするのは、君たちが初めてだよ~♪」

「確かに脳みそなら、脳波ゲームを作ることも、想像することも可能かも。」

「わ~い~♪」

「わ~い~♪」


話す脳みそと出会い、ブッコとナゴンは大喜びである。新開発の「わ~い~♪ わ~い~♪ ダンス」を踊っている。


「ホルモンだ~♪ おいしそう~♪」

「やっぱり、バーベキューパーティー~♪」

「こ、こわい・・・。」

「やめろ! おまえたち!」

「ふぅ、助かった。」

「バーベキューパーティーの準備は!」

「ガクっ。」


脳みそでも、ズッコケるのである。そして、バーベキューパーティーは中止された。そして、脳みそは、本題に入る。


「実は、君たちにお願いがるんだ。」

「なんでしょう?」

「最近、渋谷EEGgamesで、おかしなことが起きているんだ。」

「おかしなこと?」

「私の管理していない、着ぐるみパジャマが、ゲーム内に現れるようになったんだ。その着ぐるみパジャマたちのことを、ウイルス、着ぐるみパジャマのウイルスと読んでいる。略して、着パウス!」

「着パウス!?」


渋谷EEGgamesであっても、コンピューターウイルスは、存在するのだ。その名を「着パゲマ~♪」に対抗して、「着パウス~♪」。


「君たちには、ゲームの治安と秩序を守るために、着パウスと戦ってほしいんだ!」

「わかりました。僕は元々、警視庁サイバー犯罪対策高校の生徒ですから、任せて下さい!」

「君じゃない、妹さんだ。」

「ガクっ!」

「え、私?」

「そう、今の渋谷EEGgamesで1番強い着ぐるみパジャマを持っているのが、ブッコちゃん、君だ!」

「わ~い~♪ ブッコが1番~♪」

「わ~い~♪ ブッコちゃんが1番~♪」

「この世界を救えるのは、君だけなんだ!!!」

「ブッコ、着パゲマの世界を救うよ! だって、ゲームが好きだから~♪」

「よぉ~♪ ブッコちゃん~♪ カッコイイ~♪」

「ブッコ・・・。」

「ありがとう、私もできるだけのサポートはするよ。」

「わ~い~♪ 救急車~♪」

「ピ~ポ~♪ ピ~ポ~♪」

「救急車だ! おバカども!」

「ハハハハハッ~♪」


松濤夫人も含め、怒っていた兄も、妹、妹友、脳みその松濤主人も、可笑しくて笑い声を出して、みんなで笑い合った。


「まず、ゲーム内で、この着パウスを探してほしいんだ。」


脳みそは、機械から1枚のゲーム内の写真が出てきた。それを兄の茄子男が採って見る。


「これは!? 黒いうさピョン!?」


写真に写っていたのは、黒いうさぎの着ぐるみパジャマだった。顔は写真の角度が悪いのか、よく見えなかった。トントンと兄の肩を叩き、妹がやって来た。


「黒いうさぴょんもカワイイ~♪」

「黒いうさピュンを探そう~♪」


こうして、着パウス、黒いうさピョン探しが始まったのである。


つづく。

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