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女子中高生は、ゲーム好き!  作者: 読書、大好き!?
18/80

18 郵便物

「ゲー!」


ブッコの兄、茄子男は家に帰って来た。しかし家には入れなかった。


「茄子男!」

「母さん、これはいったい!?」

「知らないわよ!」


家の前に、渋谷郵便局の郵便屋さんが、お届け物の段ボール箱家よりも高く積んでいる。


「すべて、ブッコ宛だ・・・。」


そうこの段ボールの山は、渋谷EEGgamesで、ブッコの109特製レアな着ぐるみパジャマ「うさピョン」のオシャレな最新流行ファッションで身を包んだ、ゲームの戦闘姿を見た、業者から、「うちの服も来てください!」「うちと契約してください!」という意味のこもった、コートや帽子の贈り物であった。


「住所がバレているんだ・・・。」


ネット時代、芸能人や一躍有名人になった人間が、どこに住んでいるのかは、ネットを検索すれば、全て出るのだ。SNSで拡散するので止めようがない。犯人は、隣のおばちゃんかもしれない。そういう時代になってしまった。


「うわぁ・・・、とりあえず、受け取り拒否! 全部、持って帰ってください!」

「え? え~!!!」


さすが、兄のナスビは、警視庁サイバー犯罪対策高校の生徒。ネット社会にも詳しく、正しい判断である。かわいそうな郵便宅配の人達。そんな時、たこ焼きを食べながら、妹と妹友が帰って来た。


「お兄ちゃん~♪」

「チェリーちゃん~♪」

「ただいま~♪」

「ただいまじゃない!」

「これなに?」

「おまえにスポンサー希望らしい。」

「ブブブ!」

「ブブブ!」

「なんだ?」

「ブッコは、109と正式契約しました。」

「ナゴンも、正式契約しました。」

「なんだと!?」

「お給料も、もらえます~♪」

「ギャラだと!?」

「うさピョンに、人参を買いに行くんだ~♪」

「スタバでキャラメルマキアートを飲むんだ~♪」

「わ~い~♪ わ~い~♪」

「いいな・・・正式契約・・・。」


踊る妹と妹友に、嫉妬を通り越し、悲壮感すら漂う兄でした。ちなみに明日には、ナゴンの家に下着メーカーから、大量の下着が送られてくる。段ボール箱を引き取って帰ろうとする、宅配屋さんが忘れ物に気がついた。


「あ、忘れてた。すいません、速達です、サイン書いて。」

「は~い~♪ 人生で初めてのサインだよ~♪」

「ブッコちゃん、ファイト~♪」

「おまえら・・・ただの郵便物の受領印だぞ・・・。」

「書けた~♪」

「さすが、ブッコちゃん~♪」

「やった~♪ 着ぐるみパジャマのゲームマスターのサイン、もらったぞ!!!」


1番、喜んでいたのは、郵便屋さんだった。


「どこからの手紙だ?」

「ほい~♪」

「投げるな!」

「チェリーちゃん~♪ ナイスキャッチ~♪」

「たく・・・、ん!? これは、松濤財団!?」


松濤財団とは、唯一の脳波ゲーム「渋谷EEGgames」の開発もとであった。


「わ~い~♪ わ~い~♪」

「今度、わ~い~♪ ダンスを作ろうよ~♪」

「エンディングで踊るんだ~♪ 大うけ間違いなしだね~♪」

「キャハハハハ~♪」


2人は、まったく手紙には興味が無かった。


つづく。

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