13 共闘で楽しむ
「これがレアな着ぐるみパジャマになった、うさぴょんだよ~♪」
「すごい!? うさピョンがオシャレしている!? カワイイ~♪」
ブッコは、学校の帰りしに、109に寄り道して、ガラガラ抽選で当たった「109特製 レアな着ぐるみパジャマ」一点物を着ている。上着は、裏ボアコーチジャケット。首には、ボアのスヌードを巻き、スカートは、フリルチェック台形。背中には、フラップリュック。コートの中は、ノーブラならぬ、ノー装備で白うさぎ着ぐるみパジャマが見えるサービスショット。
「ただでさえ、モコモコのうさぴょんが重ね着をしている・・・。」
「僕の妹が、レアな着ぐるみパジャマを持っているなんて!? ウソだ!!!」
兄のナスビと、兄友のハチは、初めて見るブッコのレアな着ぐるみパジャマに驚愕した。女の子が見れば、「カワイイ~♪」。男の子が見ると、「違和感」しかないのだ。
「タコ!」
今日ボスのタコの火星人が、口からタコスミを吐いた。うさピョン談義に浮かれていたナゴンは、隙を突かれた。
「キャア!?」
「ナゴンちゃんを守れ! うさピョン!」
ブッコは、ゲーム内のアバターに友達を守るように、脳波を送信した。うさピョンがナゴンのアバターの前に出て、タコスミを受ける。
「ブッコちゃん!?」
「大丈夫~♪ 裏ボアコーチジャケットは防水加工されてるから~♪ タコスミがとんできても可愛く平気だよ~♪」
「すごい! うさピョン~♪」
その瞬間だった。ゲーム画面のうさピョンの裏ボアコーチジャケットに「SOLD OUT」の文字が表示される。この戦いは、全世界にネット動画配信されている。中はボアで温かく、防水加工でオシャレ。一瞬で世界中から注文が発注され一瞬で完売したのである。「いい商品だ!」と世界中の人々に認められた商品は、スヌード、スカートにも買いが入り、次々と完売していく。
「なんだ!? あのSOLD OUTの文字は?」
「きっと、うさピョンの活躍を見て、商品が欲しいと完売したんだろうな。」
「これが商業用の着ぐるみパジャマなのか!? すごい! すごすぎる!」
「いいな・・・、ブッコ・・・。」
ゲームのリアルタイムで商売ができる。しかもカリスマ店員も真っ青な販売力。現状、ゲームでは、実験用のプロトタイプなので、ブッコのレアな着ぐるみパジャマは、唯一無二の存在で注目を集めている。
「いけ! ハロウィンの残り物! かぼちゃグッズ~♪」
ブッコは、背中のフラップリュックから、ハロウィン商戦の売れ残りのかぼちゃを取り出し投げ込んだ。学校に着いたブッコは、渋谷EEGgamesで、親友のナゴンと共闘をして楽しんでいる。今日ボスは、宇宙人カテゴリーの見た目がタコの「火星人。」だった。
「タコタコ!!!」
「YOUR WIN」
「やった! 今日ボスも倒せた! すごい~♪ ブッコちゃん~♪」
「昨日までのうさピョンとは違うのだ~♪」
「わ~い~♪ わ~い~♪」
ブッコとナゴンは、おバカ同士なので息が合って喜んだ。まず、レアな着ぐるみパジャマの性能は、本日のスペシャルウエポンのキパゲマ「ハロウィンの残り物! かぼちゃグッズ~♪」は、今日ボス、「タコの火星人」を一撃で倒せる。「カボチャも入るんだ。」と人々の共感を集め、瞬く間に完売した。
「ナスビ、おまえの妹はすごいな、もう立派なゲームマスターだ。」
「知らない。」
「俺たちの出番はないな。」
「ブッコは、ブッコだもん。」
兄は、妹の大活躍に嫉妬していた。
つづく。




