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王都1

かな~り短いです。すみません……

 王宮 王の間にて


今、王の間では騎士達から王に報告がされていた。

「何!ジークに殺されただと……奴は何処へ行った?家は燃やしたのじゃろ?」

王は騎士に問いかけた。

「はい、確かに燃やしました。ジーク殿は森の奥へと入って行きました。」

騎士は静かに答える。

「何故追いかけなかった!追いかけていれば、居場所がわかれば捕まえる事も可能な筈なのに……」

王は怒った。しかし、最後の方はほとんど独り言になっていた。

「申し訳ございません。騎士長の火を消す事ができず、捜索できる状況ではありませんでした。どうかお許しください……」

騎士は必死で願った。王はしばらく考えるとある事を思い出し、早速騎士に命令した。

「良かろう、お主らの事は許して無罪としよう。それより今はもっと大切な事がある。」

王はそこで一旦話を切り、一度咳払いをし、大声で高らかに命令する。

「騎士よ。今すぐ全騎士隊の騎士長・副騎士長に緊急召集をかけよ。もちろん遠征している者も含めて全員じゃ。それと他の騎士達の1/3を使い、森中を探させよ!」

「YES,My Lord!(御意)」

そう言って騎士は王に一礼し、急いで召集を知らせに行った。王は、溜め息をつき、高い天井を見ながら呟いた。

「ジーク何故言う通りにしてくれないのだ?儂の何がダメなのだ?……」

その声は王の間の高い天井に消えて行った……






王都の付近の上空にて



 ジークは今、空を飛んでいた。もちろん、生身で飛んでいる訳ではなく使い魔に乗っている。その使い魔とは……ドラゴンだった。正確には【大天空の炎王】と言う2つの名を持つ、火炎龍である。何故、ジークがそんな事をしているかと言うと、建前上の理由で言えば、家が燃えて住む所がないからと言うあり得ない理由だった。そのために、王都までの移動手段として一番速い火炎龍を使ったのだった。そして今は、もうすぐで王都へ着く一歩の辺りに居る。きっと後3分もすれば着くだろう。

「もうすぐ王都か……どれぐらい変わっているのかは楽しみだ。なぁ火炎龍?」

ジークが独り言のように火炎龍に話かける。すると……

「ハイ、トッテモタノシミデス。」

火炎龍が日本語を喋る外国人のような発音だったが喋った。これにはジークも、最初の内は驚いていたが今では日課になっていた。

それから数分後。ついに王都が見えてくる。

「王都が見えてきたな。10年前よりは良くなったようだな。」

ジークはそんな事を言いながら王都の全体像を眺めていた。王都はまず、大きな囲いに囲まれている。そして入り口が一ヶ所だけで、そこに門のような物がある。外からではこれ位の情報しかわからなかった。なので、ついにジークは王都へ入る事を決めるのだった……

「異世界で唯一の影属性」と「元神童の異世界開拓記」はただいまプロット建て直し中です。


この作品は一時的に不定期更新ではなくなりました。

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