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臆病者と呼ばれる勇者

遅くなりました。短いです。

 現在

人族が、魔王討伐をしようとしてから、10年の月日がたった。魔王討伐は失敗した。何処からか、情報は漏れていた。そのため失敗した。その戦いで、勇者は、参加した5人中2人が死んだ、その事実により人族の王は、民や、勇者から

「死刑にしろ!」

と、批判された。王は焦り、一人の男に罪を押し付けた。


森の奥の家、そこに彼は居ると言う。魔王討伐を拒否して逃げた、臆病者の勇者が……

トントントントン

「王都の騎士だ、ドアを開けろ命令だ!従わないなら無理やり入るぞ。」

そして数秒後、

「王都の騎士?何でそんな奴等が俺の家に来てんだよ。……開いてる。勝手に入れ。」

家の中から、めんどくさそうな声でそう返事が来る。

騎士達は何も言わず、づかづかと入り始める。そして、臆病者の勇者こと、ジークを探し始める。しかし、何処を探しても見つからない。騎士の一人が呼び掛ける。

「どうなっている。……おい臆病者の勇者よ、出てこい。」

しかし返答は、無い。

「……この家に火を放つぞ。準備しろ!」

騎士長らしき人物がそういい放つ。

「し、しかしそれでは、……」

騎士の一人が慌てて反論しようとするが。

「大丈夫だ。奴は、相当の臆病者と聞く、火を放てば勝手に出てくるだろう。」

そう騎士長らしき男は、いい火を放つ準備を進める。そして準備が整う。全員が家の外に出て火魔法を使える術者が、火を放つ。すると騎士長らしき男の予想は当たる。

「熱い。おい、何、人の家、勝手に燃やしてんだ!」

と、言いながら燃える家から出てくる。それを見た騎士達は、笑い出す。

「やはりあの勇者は、臆病者か、ふっははは」

「素直に我々の言う事を聞かないからいけないのだよ。はははは」

それを見てジークは、呆れ顔で言う。

「騎士どもは昔も今も変わらないな、国の民全員を守るのが仕事の筈なのに……何でこんなバカな事をしてるんだろな~俺には、理解できん。」

「何だと……勇者の落ちこぼれ風情が生意気な!」

騎士長らしき男は、そう言って剣をつきつける。そして一言。

「我と決闘しろ!そして、俺が勝ったら、その言葉を撤回して、王都まで来てもらう。」

それを聞いたジークは、大笑いした。

「ぶっぶはははは」

「何がおかしい!」

騎士長らしき奴は、すかさず言う。

すると、ジークは笑うのを止め、口角を上げて言い放つ。

「分かった。受けて立とう、ルールは……正式な王都の決闘方式でいいな?あと、俺が勝ったらおとなしく引けよ?」

「あぁそれで良いだろう。そのルールでやろう。」

そう騎士長らしき男が返答する。

こうして臆病者といわれる勇者と、騎士長らしき者が決闘をする事となった。

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