表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

全ての始まり

2作品目初投稿です。

 10年前ー

「勇者よ、我々の勇者よ我の天敵、魔王を、魔族を、どうか倒してくれ!」

人族の王は全人族の前で、勇者にそう告げた。誰もが、引き受けてくれると思った。しかし、勇者の答えは違った

「断る。俺にそれを受ける義務も、メリットもない、他のやつに頼め。」

その言葉に、辺りはざわめいた。そして、しばらくすると、ざわめきは、勇者に対する、不満の声に変わる。すると、勇者は、

「黙れ、耳障りだ、王、俺は帰らしてもらうぞ。」

そう勇者は言うと、勇者認証式のために用意された、舞台から、降りようとする。

「ジーク待て、待たんか!」

王は、勇者の名を呼ぶ。しかし、無視される。

「おい、騎士達よ、勇者を舞台の上につれ戻せ、多少力づくでもかまわん。」

次に、騎士にそう命令をした。

「「「「「御意」」」」」

騎士は、そう返事をするとジークの元へ向かい走った。

「待って下さいジーク様、」

一人の騎士が、ジークを追いながら言う。

「俺の他にも、勇者はいるだろ?何故そいつらに頼まない?俺が面倒くさがりって、知ってるだろ。」

ジークは、一旦止まり静かに言葉を返す。

「しかし、他の勇者に比べても、貴方が、1番強いじゃないですか!」

騎士の一人が言う。それを聞いたジークは大きな溜め息をつき言葉を返す。

「別に、俺以外の勇者も弱い訳ではないし、沢山の勇者に魔王・魔族の討伐を命じれば良いことだろう。」

「そんなのダメに決まってます!」

「何故だ?」

「……」

騎士は誰一人として答えられなかった。ジークはその反応を見て、再び溜め息を、着いて、

「はぁー、これだから、ただ王に忠実なやつは駄目なんだ、王が命令したことの、意味を深く考えようともしない。だから、王が誤りや、愚行を働こうとしても、気づかない。」

「黙れ!例え貴方が勇者でも、我らが主を愚弄する事は、許さんぞ!」

騎士の一人が少し怒り気味に言う。そして、

「「「「「勇者ジーク覚悟!」」」」」

その声と同時に、騎士達は剣を抜きジークに向かって襲いかかった。ジークは、本日3回目の溜め息をつくと、全員の攻撃を避け、呪文を唱える。

「我が友、不死鳥(フェニックス)よ、血の契約に従いてここに、現れたまえ、サモン!」

ジークが呪文を言い終わると同時に、ジークの前に巨大な魔法陣が現れ、そこから、5m程の大きさの全身が炎のように紅い鳥が、姿を現す。それを見て、騎士の一人がぼそりと呟く。

「ふ、不死鳥(フェニックス)!……」

ジークは、その不死鳥(フェニックス)にまたがり言う。

「俺は帰る。王に、俺は引き受けないと、伝えておけ。」

一人の騎士が慌てて。

「待て、このままでは主の計画が狂ってしまう。我らが主は、王だぞ?人類の頂点に立つ偉大なる御方だ。そんな偉大な御方に、逆らっていいと思っているのか?

と、言う。それに対して、ジークは、

「はいはいそうですね俺は、愚か者ですね。これでいいか?じゃあな。」

そういい不死鳥(フェニックス)に乗って飛び立つジークは空へ登りながら呟く。

「……王お前は、自分の犯そうとしている最悪の誤ちに気づいているのか?」その呟きに答える者はいない……

字数は毎回これぐらいです。人気が出たら増やします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ