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004


さて、翌日。

俺こと高瀬弥は今、練兵場と呼ばれる場所にいる。

俺は、と言うより俺も、と言うべきか?

「ふむ、英雄の諸君とこうして会うのは初めてだな。ラクシュル王国近衛隊長兼副将軍のズーキュエル=クラミドーレだ。諸君の訓練全般を総括する」

この場には俺たち8人の他に、ズーキュエル近衛隊長兼副将軍と二人がいる。

……いや、暗がりにもう一人か。

「ラクシュル王国国軍前衛隊総隊長のリーウェルト=グラナントであります!英雄様の近接戦闘、魔法戦闘及び複合戦闘の訓練を担当させていただきます!」

男は、踵を揃え、右手を左肩にあてて名乗る。

あれは、もしかして敬礼だろうか。

「ラクシュル王国国軍後衛隊総隊長兼魔法研究局局長補佐のリアナクトーレ=G=クラミドーレです。皆さま方の遠距離戦闘と魔法理論を教えさせてもらいます」

女も男と同じく名乗る。

「名字でわかるかもしれんがリアナクトーレは私の孫娘だ。ついでにいえばリーウェルトの妻でもある。さて、紹介も終わったことだし、これからやることを説明しよう」

このままだと話が進んでしまうか。

「…すまない。そこの暗がりにいる奴、出てこい。怖くて話もまともに聞けない」

口を挟もうとしたときに、同じ内容を和也が。

「……ふむ、所詮若者と侮ったつけではないかの?のぉ、リーウェルト」

「どうやらそのようですね…。脱帽です。リスクァバルディア、来てくれ!」

暗がりから、ガリガリに痩せ細った男がゆっくり歩いてくる。

「気付いたのは四人か。まぁまぁだろうな。俺はラクシュル王国国軍諜報部隊隊長のリスクァバルディア=アルワスハンカだ。諜報、隠密、看破そして暗殺の危険性について教えることになる」

自国の人か。

ひとまずは安心だな。

「では、話を続けるぞぃ。まずはその端末とやらを確認し、武器をグゲンカ……じゃったかの。そしてその武器の扱い方について私らが教えるところまでじゃ」

まずはここまでがマニュアルの一区切りじゃし、やってみてくれとズーキュエル近衛隊長が促す。

高瀬弥所持スキル及び呪い

スキル

《短剣5》短剣の扱いに長ける。5では天才がさらに努力を続けたレベル。もはや剣閃が見えないレベル。

《雷魔法5》雷魔法を覚える。5では神話級と呼ばれる魔法を放てる。もちろん普通の魔法も放てる。一般的に、化け物級の才能がある人のみが晩年にたどり着ける境地。

《空間魔法5》空間魔法を覚える。5ではアイテムボックスの容量は無限になり、戦争に一人いれば大体勝てるようになる。また、強度が最大の隔絶魔法が使える。大国に一人、いるかいないかの稀有な才能。

《身体強化5》自身の身体性能が上がる。5ではもはや別人どころか人とMS並みの差がでる。

《魔力親和5》自身と魔力の親和性が上がる。5では体が魔法と同化することが可能になる。

《隠密5》隠密の才能を得る。5では熟練の暗殺者のように隠れれる。見破るには同レベル以上の《索敵》又は《隠密》が必要。

《魔法理論5》魔法の理論を体感的に理解する。新しい魔法を作るのに必要。5ではすべての属性の上級までの魔法を際限なく作れ、5に達した魔法スキルを持つ場合その属性の魔法の神話級を作れる。5に達した魔法スキルが複数ある場合、それらを組み合わせることも可能。

《暗視5》暗闇が見えるようになる。5では暗闇のほうがよく見える。

《軽業5》体が軽くなり、アクロバティックな動きができる。

5では人であることを疑われるレベルで動ける。

《テイム4》魔獣を飼うことができる。4では、自身と同等以下の力を持つ魔獣を飼うことができる。

《交渉4》交渉しやすくなる。4では、交渉には滅法強く、二流の詐欺師を詐欺にかけることもできる。

呪い

《雷神の呪い》雷以外の属性魔法(火、水、風、土)が使えなくなる。雷魔法の効果が五割増しになる。

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