35話 ショーケース越しの出会い
日奈子だよー!
今日は日奈子視点でお送りします!
みんなとはぐれた先で、ちょっと不思議なものを見つけちゃったよ。
気軽に読んでね!
本編スタート!
放課後、俺たちは都心のショッピングモールに来ていた。
遊びがてら、ついでに配信用のパソコンを見に来た。
そんな中で日奈子がみんなとはぐれた。
日奈子
「あれー、みんなどこ行ったんだろ。
ゲームとか見ると思ってホビーのフロア来たんだけど‥」
(心配かけてるかな、早く合流しないと。)
大地からメッセージが届く。
[日奈子、どこいる?]
日奈子返信。
[ごめんね!ゲーム売り場!みんなゲームとか見るかと思って!]
大地の返信
[わかった!迎えに行くから。なんかいい感じのゲームあるか見といて!]
日奈子の心の声
(大地くん気を遣ってくれてそうだな。
また迷惑かけちゃった。
ちゃんとゲームも見とかないと。)
日奈子はゲーム売り場の奥の方まで進む。
さっきまでとは違う、ちょっと怪しげな空間に到着。
中古ショップ?ゲームだけじゃない。
パソコンとかCDまである。
気になって中に入る日奈子。
どんどん奥へ。
奥の方にあったビンテージ物のコーナー。
少し埃っぽくて古ぼけたCDや相当昔のゲーム機が並んでいた。
画面の横に赤と青のコントローラーがついたゲーム機。これはテレビゲームにもなる携帯機らしい。
見たことのないものがいっぱいだ。
もはや歴史の博物館のようだ。
夢中になって眺めていたら、視界の端に光をとらえた。
ショーケースの中の黒い円盤が、照明に反射してキラッと光っていた。
光に導かれてショーケースを眺める日奈子。
日奈子の心の声
(これって、レコード?お金持ちがコレクションで持ってるやつ。)
そのショーケースには一つのレコードが飾られていた。
綺麗な黒い円盤。横には大きな紙でできた入れ物があった。 5人組の男女が黒板の前に並んでる写真が使われている。
目を奪われてた日奈子、横に試し聴き用のヘッドフォンがあった。聴いてみる。
陽気な音楽で学校をテーマにした曲が流れていた。
電子音が使われていない?
どこか古臭く、懐かしい曲調。
いい曲だ。
そう思って曲の世界に入り込んでた。
そしたら後ろから肩を叩かれた。
大地
「日奈子!やっと見つけた。」
日奈子
「大地くん!ごめん。ちょっと気になっちゃって。」
大地
「レコード?100年くらい前のか。綺麗だ。」
日奈子
「ジャケットに写ってる5人。そして黒板。語感もいい感じ!チャンネル名にどうかな?
曲もすっごくよかった!」
日奈子は相当気に入ったみたいだ。
大地は片耳にヘッドフォンを当てて聞いてみる。
初めて聴く曲調。
ジャケットの写真を見て、特に名前が気に入った。
大地
「これだ!いいよこの曲。名前も少し漢字をひらがなにしようと思うけど。『学園てんごく!!』
これでどうかな?」
日奈子
「いいね!みんなにも早く聞かせたいな。」
2人はパソコンを見ているみんなの元へ戻る。
日奈子は今日聴いた曲を忘れない。
頭の中では曲が響く。
大地君の隣は特別だから。
隣の席をずっと独占していたい。
みんな狙ってるこの席を、
まさに天国のようなこの場所を。
短いけど印象的な話になればいいな。
5人組が黒板の前にいるジャケット。
これだけでわかる人いたのかな?
大地君の隣の席に。
このクラスでいちばんの美男って思ってるんですかね。




