33話 始めよう!
次の日、俺は学校に登校する。
厳正おじいちゃんに会いに行けることが
やる気につながった。
そして週末に会いに行く。
そのことを考えて元気が出てきた。
教室に着いて席に向かう。
鈴木は相変わらず先にきてる。
俺は鈴木の背中を叩いて元気に挨拶する。
大地
「おっはよーぅ」
鈴木は背中の痛さと鬱陶しさを感じ取り、嫌そうに振り返る。
鈴木
「なんだ、大地。昨日と打って変わって元気だな。」
大地
「まぁな。昨日はすまんな。」
鈴木は鼻で笑った。前を見て本を読む。
その口元は少し緩んでいた。
すぐ後に佐藤も登校。そして日奈子が突撃してきた。
日奈子
「おっはよー!大地くん。元気になったんだね!心配したよー。」
佐藤
「大地くん。もう大丈夫ですか?」
大地
「いや、俺はいつも元気だぞ?」
冗談まじりに笑い合う。
そして今日も授業が始まる。
昼休み、中庭テラスで4人で昼食をとりながら相談する。
大地
「さて、ここから俺たちどうするかだが。」
黙々とご飯を食べる鈴木、日奈子と佐藤が大地を見る。
鈴木
「今度は何しでかす気だ?」
大地
「まだ何も決まってない。
教頭との話で、俺たちの意見は世界に届くことがわかった。」
鈴木
「考えが甘い。」
佐藤
「また嘆願書送ってもらうんですか?」
鈴木
「無理だ。教頭の面目に障る。」
日奈子
「じゃあどうするの?」
悩む3人。弁当を完食する鈴木。
弁当の包みを包み直しながら
鈴木
「俺たちの強みは男であること。
そして若さだ。
だがそのせいで影響力はない。
人を頼らざる得ない。」
大地はこれまでを思い返す。……
厳正
「大地。考えを言葉にすることは大事なことだ。
それは今回のことでよくわかったろ?
だから胸を張って、どんどん輪を広げていきなさい。
お前には人を引っ張る力がある。
まるで古の男達のように。」
水樹
「今しかない。だからこそ楽しんで欲しいんじゃないかな?」
「今日も楽しかったんだって、あなたのおかげで友達と楽しくやれてるよって伝えてあげようよ。」
水樹
「私、最近よく配信見てるの。
この子。知ってる?」
「そういう話、つい自分を重ねて考えちゃうんだ。」
moon
「今日も学校で見たんだけど‥」
コメント
【こんな男子がクラスにいたら毎日幸せすぎる】
【現実で出会えたら一生の宝物だわ】
………
大地
「これだ。」
大地を見る3人。
大地はスマホを取り出してmoonの配信を見せる。
「若さを武器に、男子生徒と女子が仲良くしてる珍しい風景、そしてその話で影響力を得る。」
鈴木
「動画配信か……」
日奈子
「おもしろそう!」
佐藤
「僕たちがやれるんですかね‥?」
大地
「やるだけやってみようぜ!学生の時間は短い。みんなに学園生活を届ける。」
大地の心の声
(動画なら病室で厳正おじいちゃんも見てくれるかもしれない。)
鈴木
「収益化までいけば稼ぎにもなる。」
鈴木の心の声
(大地、お前は孤児院への寄付も一緒に考えてるのか)
鈴木は大地をかいかぶっていた。
大地
「よし、一緒にやる人!」
みんなに問う。
日奈子
「はい、はーい!」
佐藤
「僕も‥編集くらいなら、協力できます。」
鈴木
「さて、いつから始める?」
全員参加してくれるようだ。
ここから届けよう。男がなじめる学園を世界に届ける。男子からは女への怯えを奪い、女子に性対象ではない友達になれる存在として男を伝える。
そんなチャンネルを作ろう!
そう決めた4人は和気藹々と計画を練った。
企画会議に花が咲き、
昼休みはすぐに終わり
予鈴が響く。
鈴木くん。
「一緒にやる人!」
に返事せずにもうメンツに含まれてる程で日程を聞く。
大地のこと好きすぎ
ありきたりな配信者系物語になりました。
社会派を望んでいた方々すみません。
今後、芸能方面も本筋に少し入ってきます。




