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第一魔法 『魔法少女やってます』

 この国日本には、古来より『魔法少女』というものが存在する。魔法少女は『使い魔(マスコット)』を使役し、その『使い魔』の力を借り、日々悪の組織『ミュージアム』と戦い続けている。そして魔法少女『ローズ』こと『桜井沙羅』もまた『ミュージアム』と戦い続けている


 ―――


「お前の気力貰ってくぜ!さぁこい!ヤラナインダー!」

「ヤラナ!インダー!」

「来たね、ハヤリ・マーゲン今日こそ貴方を倒すよ!」

「ふっやれるものならね、さぁやれ!ヤラナインダー!」

「おおっと危ない、行くよ『黒薔薇』ちゃん!」


 私の隣に出現したのは、私に協力してくれている使い魔の『黒薔薇』ちゃん、可愛い黒猫で薔薇のチョーカーを付けてるから黒薔薇ちゃん、そして性格は基本的には温厚でいい子なんだけど、ミュージアムとの戦いになると急に暴力的になるけどそれ以外だとふつーにいい子だ


「『変身!人も神も関係ない全てこの手でぶっ壊す!魔法少女『ローズ』ここに参上、大丈夫跡形も無くなるから』」


 私の姿が紅と黒を基調とした和服風の衣装へと変わる、それに伴い体の内側からどす黒くドロッとした力が湧き上がってくる。この力は心地いい、なぜか物凄く落ち着く


 私は虚空から生み出した刀を持ち、ヤラナインダーを見つめる


「ヤラナインダー!」


 ヤラナインダーは大きな腕を振り回してこちらを殴り掛かってくる


「遅い」


 私はそう呟き、ヤラナインダーの拳が地面へつく前に脇腹を蹴り飛りとばす


「チッ……ヤラナインダーお前もっとできるだろうが!」

「ヤラナインダー!」


 次は足払いをしてくる


「今度は動きが大雑把」


 そう言って刀で切りつける…………手応えが無い?


「まさか……」

「ヤラナインダー!」


 上から蹴りを放ってくるヤラナインダーを私は刀で受け止める


「チッ……うざったい!死ねぇ!」


 私は刀に今使っていない黒薔薇ちゃんの力を少し込め必殺の一撃を奴らに叩き込む


「『血に飢えし黒薔薇バンパイア・オブ・ブラックローズ』」


 その刀はヤラナインダーを切り裂き、そのままヤラナインダーは爆発四散して消え去った


「今後こそローズ、お前をぶっ殺す」


 そう言ってマーゲンは虚空へと消え去った


 ———


「いやぁ今回もお手柄だったね、沙羅」

「でもまたマーゲンの奴を逃した~」

「まぁそう焦らないで沙羅、それに明日から高校生でしょ準備はしたの?」

「もちろん、よゆーで終わってるよ」

「じゃあ私は魔法協会に報告に行ってくるね」

「いつもお疲れ~」


 黒薔薇ちゃんが報告に行った魔法協会、正式名称全日本魔法少女協会とは日本全国の魔法少女達が所属を強制させられるもので、討伐した怪人の数や、その強さによって報酬金が渡される。他の魔法少女はここのほかにアイドル事務所に所属していたりする。まぁ私は入りたくても、そういった所にスカウトされた事は無いんだけど……ま、まぁ入らなくても十分にお金は協会から振り込まれるし。い、いいもん……


「……いいもん」

次回の『今日も今日とて魔法少女』は

今日から新学期!新しい友達出来るかな?え!校長からの呼び出し!?なんも悪いことしてないよ!?

第二魔法 『新学期!いきなり呼び出し!?』

次回もお楽しみに!


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