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あなたへの愛が無謀だと分かっていて、諦められない愛もある!

作者: 七瀬






・・・私は初めて、心から好きになった男性ひとが現れる!

でも彼は既に結婚しており、愛する奥さんと子供が2人居るわ。

彼の子供への激愛ぶりときたら? 彼の不倫相手の私でもヤキモチを

妬くぐらい、彼の幼い子供にも嫉妬してしまうほどよ。

私は彼と職場で出会い、そのまま不倫に発展した。

彼の甘い誘惑に、当時の私は心もすり減ってついその罠に引っかかっ

てしまった。




彼は大人の男性ひとで、いつも余裕すら感じるほど落ち着いており、

的確な判断で周りの男性社員からも一目置かれていた存在!

私はそんな彼に心惹かれていく。


勿論! 彼が既婚者だという事は最初から分かっていた。

それなのに、私は彼の不倫相手になってしまうなんてね。

彼は口が達者で、私を簡単に丸め込んだの!

そんな甘い誘惑に私はまんまと乗っかってしまった。



『“今度の日曜日、空いてるか?”』

『えぇ!? あぁ、ううん! 空いてるわ!』

『“来週の日曜日は、妻と子が彼女の実家に帰るから、ずっと一緒に

居られるよ。”』

『えぇ!? ほ、本当なの? 嬉しい!』

『いつも寂し想いをさせてすまない!』

『いいの、でも日曜日はずっと一緒に居れるのね。』

『あぁ!』




彼と一緒に居れる時間は限られている。

しかも? 彼の一方的な連絡からはじまる時間を二人で楽しむ

時間にしているわ。

私は誰といるよりも、“彼と一緒に居る時間が一番嬉しいんだもん!”

彼と一緒なら、何でもできる様な気がするから。





・・・でも? 彼は私と同じ考えではないのだと思う。

いつも私と会うと、“私の体をいつも求めて来るから!”

彼は私と一緒に居たいというより、私との体の関係を求めている。

私はそれが分かっていても、彼との縁を切れないでいた。

“だって! 私は彼を心から愛しているんですもの!”

彼と一緒に居る事が出来れば、私は何も要らないわ。





『“次は、いつ会える?”』

『・・・ごめん、それはまだ分からない、はっきりとは言えないんだ!』

『私こそごめんね、言いにくい事、聞いちゃって!』

『君は物わかりがいい、そんな君が僕は好きだよ。』

『私も貴方だけが好き。』





してはいけないと分かってるから、どうしてもやめられない!

“禁断の愛” に私はどっぷりハマってしまった。

いつか? 彼の奥さんに私達の関係がバレたとしても私は彼と別れない!

それほど私は彼を愛してるの。






 *





・・・そして月日は流れて、私と彼の不倫関係も3年目に。

さすがに、3年も不倫を続けていると? “結婚とか幸せを感じなくなった。”

私には程遠い言葉に感じるようになったからだ。

会いたい時に会えない、一緒に居たくても居れない。

抱きしめてほしい時には彼は居ない!

それでも他の男性ひとに魅力を感じれなくて、新しい恋愛も出来ない!

私はどうしたらいいのか?

このままだと、“いつか彼とのこの愛も冷めてしまうと分かっているのに。”






 *






そんな時、 私の母親がお見合いをすすめてきて。

私は乗り気じゃなかったけど、お見合い相手と会うことにしたの!

そこで出会った彼が今の旦那になったわ!

私は泥沼の不倫から抜け出して、新しい恋に進んだ結果!

“新しい彼と結婚する事になったの。”

今は普通の幸せを、こんな私でも手に入れる事が出来たわ!

情熱的な恋愛ではないけど? 人に恨まれない普通の結婚生活を

私はお見合い相手かれと送っているの。

“これが! 女にとって本当の幸せなんだと私は想うわ!”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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