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ありし夢の空ver2  作者: きゃっくん【小奏潤】
第5章~修羅場~
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第20話~謎の勝負~

「勝負よ!! この猫の骨!!」


 雨音が美波に叫んだ。


「行こう、美波」


 オレは美波とどこかに行こうと思った。ここにいては埒が明かないだろう。あてもなくぶらぶらしたり、美波の家に行くのもいいかもしれない。


「蒼空くん、行くってどこに? 皆さんを納得させるのが懸命だと思うんですけども。それに……、挑まれた勝負を戦わず逃げるのは、マンガ好きなわたし……、そうだ!! いいわ、雨音さん、その勝負のります!! 負けたら、わたしは蒼空くんとは……今後、いっさい学校だろうと、道端であろうと話しかけないです!!」

「まぁ!! では、勝負!!」


 そして、始まった謎の勝負。というか、なんの勝負する気だ? 


「一発勝負ですわ。蒼空さまが出した質問に先に正解した方が勝利ですわ」


「え、オレが出題者?」


「ほら、蒼空くん、早く問題を」


 なんで美波がノリノリなんだよ。


「問題ねぇ」


 オレの生年月日にしようと思ったが、よく考えたら、美波にも誕生日が今度の土曜日だとは言っていない。でも、美波には必ず勝ってほしい、それなら、この問題にしておくか。


「オレのファーストキスはいつ、どこ?」


「蒼空さまの……」


「待ちなさい、それでは、圧倒的に、猫の骨が有利だわ。デート対決にしましょう。そうね、蒼空を楽しませた方が勝ち。これでどうかしら?」

「いいわ、さすがお母様!! よろしくて?」

「ええ、いいわ」


 そして、謎の対決は仕切り直された。

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