表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/184

高校生活3年間の思い出




ーー大学入学共通テストを間近に控え、昼休みの教室内は黙々と勉強している生徒が目立つようになった。

梓は一度気分転換をしようと思って、息が詰まりそうな教室を出てから校庭にある花壇脇に一人で座る。




校庭に全身を向け深呼吸しながら目を閉じた。

両手を翼のように広げて冷たく吹き付ける風を身体に浴びて、各教室から聞こえる笑い声や騒いでいる声を耳で受け取りながら3年間の高校生活を振り返った。




この学校とも残り1ヶ月半でお別れ。

入学してからの3年間なんてあっと言う間だった。



高校生活の青春の1ページ1ページを振り返ってみたら、いつも蓮が傍にいた。


偶然にも3年間同じクラスだった。

小さな事から大きな事まで、かけがえのない日々を共に過ごして思い出までも共有していた。

その証拠が、彼の学習机の2段目の引き出しの中に残されている。



学生生活の残りはもう僅か。

蓮とは毎日のように一緒に過ごしてきたのに、今の状態が続くと卒業を機に二度と会えなくなってしまう。


そんなの嫌……。

でも、蓮が目指している大学へ進路変更しようとしても、学力差の問題で同じ大学に通う事が出来ない。



卒業したらもう会えなくなると思うだけで気持ちが焦る。

こんなに辛い未来が待ち受けているのなら、恋心なんて気付かなければよかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ