第4話:皇太子、計略を立てる
クソクソクソ、領民の前で俺に恥をかかせやがって。奴らのせいで王都での俺の評判はめちゃくちゃだ。
アレス、ロザリー、エルザ。お前達は絶対に許さん。俺の権力を全力で使って叩き潰してやるからな。
俺はさっそく父上の所に赴いてこれまでの経緯を説明した。すると父上は大激怒。
「ぐぬぬ! あの賊徒どもめえええええ! 我が王族を舐めおって! 絶対に生かしてはおけん!」
父上はすぐに軍隊を編成してアレス達を潰すと約束した。俺は父上の言葉に狂喜乱舞。
流石父上。話がわかるぅ~♪
ククク……、アレスよ。たしかにお前は強いかもしれないがよ。最後に勝つのはいつだって正義の味方なんだぜ。正義はこの皇太子クラウド様だ。お前のような平民偽勇者は日陰で残飯を喰ってるのがお似合いなんだよ。
また、俺は父上に対してアレス達を殺さないようにお願いした。
理由は二つある。
一つ目の理由は自分の手でアレス達を殺したいからだ。勝手に死なれたら俺の怒りを発散できない。俺が奴らを殺す事で目的は完遂する。
二つ目の理由はできるだけ長くなぶり殺しにするためだ。奴らを殺す手段ならすでに考えてある。
まずアレス。こいつは磔にして鋸を使って数日かけて皮を剥いでいく。公開処刑のような形にして泣き叫ぶさまを領民に見せてやりたい。「痛い痛い痛いもう殺してくれえええええ」って悲鳴を上げてくれたら最高だ。それだけで一週間は笑って暮らせる気がする。
ロザリーとエルザは俺の裏コレクションに加える予定だ。
裏コレクションというのは、表には見せられない嫁コレクションの事だ。最初は捕まえた魔族を使ってやっていたが、最近は物足りなくなってきて人間でも試すようになった。
このように、アレス、ロザリー、エルザの処刑方法は決まった。あとは彼らが捕まるのを待つだけだ。
さてと、彼らが捕まるまで暇だからレスティアでも『味見』するか。
俺はレスティアがいる寝室へと出向いた。レスティアはベッドに腰掛けていた。まるで精巧なビスクドールのようにその場から動かない。
「おい」
俺が呼びかけると、レスティアの肩が一瞬震えた。ゆっくりと、レスティアがこちらを振り返る。
その目には恐怖が宿っていた。普段は愛想笑いを浮かべて何考えているかわからないレスティアだが、いまは彼女の考えが手に取るようにわかった。聖女と名高い彼女が、恐怖で歪む表情を浮かべるだけで、俺の中で嗜虐心が芽生える。
「ロザリーとエルザはお前を置いて逃げたぜ。お前は見捨てられたみたいだ」
「あ、ああああ、ああああああああ!」
すると、レスティアは顔を押さえて、ベッドの上で泣き叫ぶ。
すげえ爽快! こいつが泣く姿ってこんなに気分良くなるんだ。このままレイプしてやるか。
俺はレスティアを押し倒す。
レスティアの体は軽く、簡単に押し倒す事ができた。
このままレイプしようとした。だが、予想外な事が起こった。
レスティアの頭部がコロンと取れたのだ。
「は?」
頭部はコロコロと転がってベッドから転げ落ちる。
慌ててレスティアに視線を戻す。頭部と首の接合部分を見て、ようやく気づいた。
こ、こいつ。よく見ると人間そっくりの精巧な『魔導人形』だ。
じゃあ本物のレスティアはどこにいる。
次の瞬間、分離した魔導人形の胴体が光って大爆発を起こした。俺は部屋の端っこまで吹っ飛ばされた。
爆発の衝撃で俺の左足と右足が吹っ飛んでしまった。
ぎゃあああああいてええええええ!? 寸断された部分からはドクドクと血が流れ出ている。
「ぢぢぐじょおおぉおおおおおおおおお! あのクソアマあああああああああああ!!」
俺は怨嗟の念を込めて絶叫した。
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