第5話:Bクラス
オセロットを気絶させる事に成功する。
それ合わせてレスティアの支援法術が切れたので俺のステータスがレベル12→レベル1へと戻った。
その代わり、レスティア自身にも経験値が配分されてレベル11→レベル12になった。
オセロットは俺達の経験値になってくれたようなので個人的に満足。
これで少しは野蛮な行動を控えてくれたらいいが、まあ反省する事はないだろうな。人に食材を投げつけて爆笑するような根っからのクズだしね。
「助かったよ、レスティア。あんな支援法術が使えるなんて俺も知らなかった」
「アレスの力になれてよかったです。これからは迷惑をかけないように頑張っていきます」
嫌味で言ったわけではないが、まだちょっと距離があるな。これまで迷惑をかけていたという意識がまったくなかったせいか、その反動が今起きてるのかも。
どう声をかけていいか俺もイマイチわからなかったので無言でレスティアの頭を撫でてみた。
「あ、あのアレス。急に頭を撫でられると恥ずかしいと言いますか……」
レスティアはすごく恥ずかしそうだ。俯き、耳を真っ赤にしている。でも嫌がっているような感じではなく、頭に乗せた手が振り払われる事はなかった。
「えっと、ここでいったいなにが起きたのかしら? 説明を要求したいんだけど……」
突然声が聞こえてきたのでそちらに視線を向ける。
そこにはシンシア学園長がいた。
その表情には動揺の色が刻まれており、ボロボロになった敷地を眺めながら唖然としてる。
すぐさま俺達はオセロットに攻撃された事を説明した。近くにいた門番も同じように説明してくれたのですぐに信じてもらう事ができた。
「迷惑をかけて悪かったわね。オセロットの処分なら私がやっておくから安心しなさい」
「よろしくお願いします。人を殺そうとしたのですからそれ相応の罰を与えてください」
オセロットの件がひとまず片付いたので、今度はゴールデンフィッシュの話へと移った。購入してくれそうなマニアを探してる事を伝えると、シンシア学園長は生徒の名前を三人挙げた。
レッド、アンゴラ、エディア。
いずれも俺の知らない生徒の名前だった。
「この三人なら買ってくれそうな気がするわ。まずは一番話しやすいアンゴラから交渉してみるのはいかがかしら? 学園に入る事を許可してあげるから、本人と掛け合ってみなさい」
「ありがとうございます。それでは学園長のお言葉に甘えて、校舎に入らせてもらいます」
俺達はシンシア学園長にお礼を言って学園へと入った。
彼女に話によると三人はいずれも《Bクラス》なので学園の3階にいるらしい。
フリークス魔法学校は五年制の学校で、授業の際はAクラス、Bクラス、Cクラスの三種類に分かれて授業を行う。
学年という区分はあるが、授業の際は1年生から5年生までクラスごとに集まって一緒に授業を受ける形式をとっている。
学年の結びつきよりもクラスの結びつきの方がはるかに強いと思われる。
余談だが、世で活躍してる精霊使いのほとんどがAクラス出身である。
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