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2.チート美少年爆誕

死んだ。あまりに、呆気なかった。



だけど、死に際に、何か声が聞こえる。もう瞼にその光景を映すことのない瞳。



??『あらら、呆気のない最期だったね!でも、安心☆ボクがきたからには、次の人生では、もっと楽しくしてあげられるよ☆【リリカル・ララカル・リセッシュ・アタック】!と、唱えればっ、あらら、不思議☆超絶強い人間になっちゃうよ♡使える属性も、火・水・風・土・光・闇の全て使えちゃう☆だけど、ボク、そんなに強くないんだ。だから、生い立ちまで、変えられるほど、力は、ありません。だから、二度目の人生、楽しくね!ちなみに、解除方法は、【リセット】を3回、唱えることっ!じゃあ、また、ねん!』



それが、聞こえて、私、灯・鏡音は、死んだ。




再び目を開けると、見覚えのある部屋にいた。だけど、私が憶えているより、綺麗に見えた。



目を覚ますと、お父様の乗富・鏡音男爵が、私を見て、答える。



ノーデン「ぉぉ、マリアージュよ。よくぞ、目を覚ました!ゆっくり休め!今日は、お前の3歳の誕生日だからな!」



……何を言っているの。私は、18歳よ??あれ??手が小さい、魔法を使っても、やはり弱い。あれ??誰かに、力を与えられたはず、なのに。



私は、目を離している間に、タタッと、中庭まで走って、復唱する。



灯「【リリカル・ララカル・リセッシュ・アタック】!」



そうすると、少しだけ、身長が上がって、鏡を見る。幼いが、その顔付きは、ものすごい!イケメン男性のものだった。えっ、私、男性になっちゃったの!?でも、あの時声を掛けられた人の話しなら、全属性使えるという話しじゃないの。



灯「瞬間移動??」



瞬間移動して、王都の奥地、魔物が出るという洞窟にきてしまった。あれ??瞬間移動って、属性内にあったっけ??うーん、わからなかった。だって、魔力面もそうなんだけど、成績面でもおバカさんだったもん!そこで、王太子の万里様と、あ、あれは、愛しの至様!?……と、その護衛。仲はよろしかったものね。バチバチ、戦っておりますわっ!



今、お助けに参りますわっ!



灯「ウィンド・カッター!」



そしたら、30は、いたのに、一斉清掃完了。えっ、半径5mぐらいあったのに。然も、力加減、強すぎて、加減が出来ない。なんで、こんなに、強いの。元々の姿じゃ、弱っちいのに。



それに、惚れ惚れと、見ていた至様と万里様。だが、すぐさま王太子の万里様は、こちらに、声を掛ける。



万里「ありがとう。君、名前を何と申す??君の風魔法は、素晴らしかった」


??「さ、咲也です。花が咲くの、咲也です。家名は、ありません。平民の出。これらの力は、人一倍の魔力素養と、想像力を持って、与えられたもの。オレは、魔物の取り扱いを引き受けております。なので、それが、魔力の源。想像力は、空想をすることで、人生を楽しんでいる所存でございます」


万里「えっ、君は、庶民の出??それなのに、博識なのだな。確かに、魔力の源は、そうだと言われているが、君がそれを証明してくれたのか。お前、すごいな!覚えておくよ」



とっさに、噓吐いちゃった。確か、魔力の源って、こうだったはず、なの。平民みたいな貴族、です。一応。だけど、今の私が、貴族だって、言えば、この2人は、探しにやってくる。その可能性を潰した。平民なら、わざわざ探しにこないだろうなって。王太子様と至様は、2歳年齢が上。



もう、捨て置かれる人生は、いやだっ!この力を制御して、自分の身を守る。そして、あわよくば、至様に……



ぐふふ、妄想力は、人一倍あるから、何とかなるよ!!!

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