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お前のからだがほしい  作者: 神子夏樹
2/5

2 始まり

 

「佐藤くん、悪いけど今日も残業を頼むよ。」

「あっはい!」 はぁ、また残業か...


 僕の名は佐藤廉26才独身。2浪の末最難関大学である東京大学の理科二類に合格し、大学院を経て有名な広告代理店に就職した自分で言うのもなんだがいわゆるエリートだ。でも、仕事は要領が悪くいつもうまくいかなくって、残業が多い多忙な日々を送っている。昔からのコミ症もあってかまわりとの付き合いもうまくいっていないなぁ。彼女?生まれて一度もできたことがないさ、もちろん童貞だよ。

 

 学生のころはずっと毎日塾での勉強漬けであんまりいい思い出は無かったなぁ。青春時代に戻れるのなら戻りたいよ...


 そんな不満を仕事終わりの終電の電車で揺られながら感じつつ、ぼくは今日も、とぼとぼとと独り暮らしのマンションに帰宅した。シャワーを浴び途中のコンビニで買ってきたシュウマイ弁当を食べビールを楽しんだ。寝る前はいつものようにネットサーフィンをする。


「あぁ疲れた...明日は久々の休みだなぁ。」


 今の仕事は高収入だが休みがほとんどない、ストレスも多いし、やりがいも感じられない。もういっそ転職したいなぁ。でも前に親に相談した時に母から「まだ、会社に入ってそんなにたっていないでしょ。それにあんなにいい会社他にないわよ。転職をするんだったらもう少し経験を積んでからにしなさい。」といわれたな。確かに会社に入ってまだ、1年もたっていない。ここでやめた転職がうまくいかないかもしれない。でももう限界なんだよ僕は。


 そんなときTwitterで気になる応募が目にはいった。


   「 女子高生に完全になりきりませんか 」


「ん?なんだよこれ?」


 気になって応募の内容をのぞいてみたら、そこには清楚で可愛らしいJKの写真が載っていた。概要欄には「応募者の中から一名様限りに写真のような女子高生にさせてあげることができます。今の自分に納得していない人、女子高生に興味がある人などは是非ともご応募お待ちしております。」とあった。


 「じょ、女子高生に会えんのか...」


 僕は中高一貫校の男子校に通っていたから女子高生などと話したことも関わったこともなかったのだ。酒がはいっていたこともあってかちょっとした物心で僕はつい謎のところに応募してしまったのだ。


「どうせ落ちるだろ...名前に、年齢、住所、電話番号、職業、身長、体の健康状態と...これでよしと明日は休みだゆっくりと寝よう」


 翌朝酒の酔いからも少し目覚め朝のしたくをした。


 あっそうだ今日は会社が無いんだった。今日はまだ疲れてが残っていて何かやる気がでないなぁ。もう一寝入りしようか。


 そう思い朝食を終え布団の上に座り寝る前のメールチェックをしていたその時。

 

「えっ?おめでとうございます。あなたは選考に選ばれました?」


 一瞬なんなのか戸惑っていたが昨日の夜の募集のことを思い出した。


「あっあのときのやつか!」


そしてメールの内容を見ていくと本日の夜、金江市中央公園噴水前にて待ち合わせとあった。


「どっどうしよう!よく理解せずに応募してしまった。断ることはできないのか?申し訳ないことをしてしまった。」


 すかさず僕は送られてきたメールに仕事で忙しいためお会いするできないと主旨を返信した。するとすぐに返事がかえってきた。


   「あなたは今のままの人生のほうがよいのですか?」

 

 この返事に僕は心のどこかにひっかかった。別にいいわけじゃないんだけど... 返事がきた。


    「女子高生になればそんな仕事から離れられますよ」


 なんなんだよこれ?女子高生になれる?どうやって?女装でもするのか?ますます意味がわからん。 また、返事がきた。


    「もし今日来れないのでしたら家まで伺いましょうか」


 この返事にこおりついた。断る理由がない住所も知られている。不安が大きいが僕はメールのとおりにその公園に行く決意を出した。

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