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青銅の鐘突き人形  作者: 沼田紋次
1/20

プロローグ

全体的に一つの話が短いです。


【プロローグ】



 これは世界の発展途上国の平均寿命が八十才を超えた時代の物語。


 それは飢える者が減り、戦争の規模が縮小し、子供の数が急激に増え、老いた大人達がようやく減り始めた時代の出来事。


 そして死を恐れるあまり年老いた金持ちが保険の効かない金属の塊に身を任せるか、若い自分の体に脳髄を移植するかで悩む時代の事件。


 一人の女性が殺された。


 行為に及んだのは、真新しい男性型ロボット。にべもなく破棄が決定された。しかし、製造者の男はそれを許さなかった。


 男はロボットを逃がした罪で投獄され、自ら命を絶った。ロボットは訳も解らず逃げ続けた。


 それから十数年。


 錆び付いた歯車と発条ぜんまいが、ギシギシと音を立てて軋ませる時。


 物語は始まった。

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