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事件発生

その日の夜、“夜”はこなかった。

いつまでたっても暗くはならなかった。

世界中の人々があわてふためき、さっきからテレビではそのニュースばかりやっている。美月もまた、テレビに釘付けになっていた。

“一体何が起きたというのだ”世界中の人々がこう思っていただろう。


「これからどうなるのかしら…」

「分からない。今はニュースを待とう」


それは父と母も同様だった。二人とも不安に満ちた顔をしている。それを見た美月はさらに不安が積もっていく…


その時、あるニュースがテレビから流れた。


「緊急ニュースです。世界中で起きているこの異常状態の原因が分かりました。この映像を見てください。」


テレビには小型衛星からみた地球が映し出された。美月はその映像がなんなのかは分からなかった。


「この映像が…?どうしたって言うんだよ。さっさと教えろよ。」


けんとも分からないようだ。


「この映像から分かるように、地球の自転は日本時間で今日の午後3時の時点で止まっています。また、地球の公転も止まっているため、この秋から季節は進みません。この事態は異例のため、今現在、専門家による解明を急いでいます。みなさん、落ち着いて行動して…」ピッ

「何が、"お・ち・つ・い・て"だよ!落ち着けるわけねーじゃんかよ。」


部屋は、シーンとした静寂とピリピリとした緊張感に包まれている。テレビ、つけておけばよかった…そう後悔しても、もう遅かった。


「ねぇ…私たちどうなっちゃうの?ずっと明るいままで生活しろっていうの?」

「そうねぇ。どうなるのかしらね。」

「父さんにも分からない」


なぜか父は少し興奮しながら言った。

その日、世界全体が異様な雰囲気につつまれていた。

「事件発生」は以上です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

次話では、事件がおきたその翌日の様子を書いています。

更新は明日の朝の5時の予定です。是非読んでいってください!!

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