2章 人物紹介
ネタバレを含む可能性があります。
気になる方は2章「ロットウェル」を読み終わってからどうぞ。
ライナ(14→15)
ドルストーラ王国の辺境にある山村の少女だったが、奴隷商人に拿捕され殺されかける。大怪我を負ったが一命はとりとめた。その代償として母と声を失う。
精霊が見えるのが当たり前の生活のため、周りを飛び回っていても気にしていない。小麦色の髪と深い緑の瞳。
グレイ・バーガイル(22→23)
ロットウェル国境警備隊に所属。任務地やメンバーによって隊長・副隊長に変わる。基本は隊長格。【精霊士】の上位とされている【魔法士】として活躍中。20歳の時に若くしてバーガイル伯爵当主となる。助けたライナに執着するようになる。
黒味の強い茶色の髪と青い瞳。厳しい訓練は有名。
ジュネス・ロア(17→18)
ロットウェル国の軍人。グレイの従者兼副官でグレイに忠誠を誓っている。精霊は見えない。実家ロア家とは長年にわたり疎遠。ライナが絡むと暴走気味な主に頭を悩ませている。だがジュネス自身もライナの事を可愛がっている。
茶の強い金髪ととび色の瞳。
ファーラル(28→29)
ロットウェル最高機関「六人会議」議長。最年少。6人の中で一番忙しく動き回っている人。最強の【魔法士】と呼ばれており、グレイの師匠。仕事は好きではないが、気が付くと働いている。闇の精霊を使役している。
金髪碧眼。見た目は「王子様」そのもの。
ガーネット(19→20)
ファーラルの秘書。精霊は見えない。きっぱりとものを言うサバサバした人。
忙しいファーラルの一日のスケジュール管理からフォローまでこなす才女。ファーラルの体調を気にしつつ仕事には厳しい。お互い恋愛感情はないと公言している。
黒髪とグレーの瞳。
ファヴォリーニ
バーガイル伯爵家元当主。グレイの父。
数年前の戦闘で足を負傷。それが原因で退役した。寡黙で多くは語らないが、その鋭い眼光は周りを怯えさせている。当主としての座は退いているが、軍役で忙しいグレイに代わり、ほぼ当主時代と同じ仕事をこなしている。
ミラビリス
ファヴォリーニの妻でグレイの母。
自分のお気に入りであるアンヌ公爵令嬢をグレイの妻にしようと躍起になっている。突然現れたライナが面白くない。
アンヌ(18→19)
リグリアセット公爵令嬢。グレイに恋する淑女。片思い歴9年。
グレイの婚約者(グレイは納得していない)。猪突猛進なところがあり、周りが見えていないことがある。ミラビリスのお気に入り。ライナの事が嫌い。
ピンクゴールドの髪とオレンジの瞳。
ロージィ(23→24)
アンヌ専属の執事。アンヌのためならどこまでも付き従う。
細身だが実はしっかり鍛えており、素早い身のこなしはグレイも一目置いている。
黒髪。切れ長の瞳も黒。
クレール
バーガイル伯爵家執事。穏やかな性質。
グレイが連れてきたライナを何気に可愛がっている。ライナが関わると暴走してしまう傾向のあるグレイのストッパー。
ニーナ
グレイが付けたライナの侍女。過去ミラビリスの侍女だった人。
グレイとライナのやり取りを微笑ましく思っているが、時々暴走気味のグレイを押さえるための役目もあり。