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無声の少女  作者: けい
その先にある選択肢
123/145

幕間

最終章に入ります。

よろしくお願いします

 暗い穴倉の中。息遣いだけが耳に届く。


「気づかれているのでは」


 潜められた声だが、それでも静寂の中では大きく聞こえた。声に含まれた焦りを感じ、それもまた緊張を高める原因になる。


「それはない……それに万一そうであったとして、もう誰にも止められない」


 静かな男の声に、誰かわからない唾を飲み込む音がした。そう、もう誰も止められないのだ。

 彼らの動きも、時の流れも。


「もうすぐ時は満ちるだろう。その時が―――」


 彼は視線を剣の柄に向けた。

 そこには、寄り添う二頭の馬の紋章が刻印されていた。




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