表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

好き・苦手

小話02

作者: な吉



朝のHR前。

教室でも息が白くなりそうなぐらい低い温度。



「寒い…」


「涼華、着過ぎじゃね?丸々してるよ」


寒い寒いと言ってる涼華にツッコミを入れる薺。

話を聞いてるだけでゆうに6枚ぐらいは重ね着してるであろう。



「涼華…」

「眠い、寒い、眠い」


なんてまぁ色気のないんだろうと思いつつそんな涼華が面白くてついつい笑みがこぼれてしまう薺。



「んーー眠いー…」

机に突っ伏して顔を引っ込めてしまった涼華。



「おす」

「はよー」

将の椅子に座っている薺と涼華を見比べる。


「涼華眠いんだって。寒いって」


ふーんと言いながら涼華に顔を近づける将。



おーい。涼華ーと言ってみるが反応が薄い。


「んー…」


「おきねーな」

「起きないよ。涼華1回寝たら本当に起きないから」


ふーんと考え涼華にフッと息を吹きかけてみた。


「んー……ぐう」



「普通今のって『きゃ』とか言って起きるだろう」

「普通はね。涼華だから。色気より眠気だから」


残念だったね。それだけ意識されてないんだよ。

そう言われむっとした将。


「襲うなよ」

「襲わねーよ!」

涼華の顔見てーな。起きねーかな。


「将。あと4時間ぐらいしたらきっと起きるよ」

顔に出すぎだから。



冬はいつも寝てばかりだからあんまり顔を見れないんだよなー。


熊みてー。冬眠??



また、今日1日もあんまり涼華と話さずに終わるんだろうなーと思ったら少し寂しくなった将だった。





「明日皆で遊びに行こうか」

「俺は涼華と2人がいい」



「無理!」

「やっぱり?」




そんな毎日。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ