↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『龍霊雨器 創作裏話+SS集 ― 語られなかった物語と、その裏側 ―』  作者: 麻倉ロゼ
世界観編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/14

「玄曜達の住む龍の国」

「龍霊雨器」本編では語りきれなかった設定や裏話に加えて、

各回の最後には、ここでしか読めない限定SSもあります。


*本編のネタバレ満載の内容になりますので

未読の方はお気をつけください。

玄曜達の住む龍の国。

架空の中華風の国、として作っています。

この時代を参考にしている……というのもありません。

中華風ファンタジーとして好き放題書いています。


龍霊雨器たちは中華らしい工芸品をモデルに登場させています。

色んな時代のものを登場させているため、

あえて時代を固定してしまわないようにしています。


国の名前はあまり登場する事がないため

今だにはっきりと決めていません。

作中では「龍の国」表記が多いかな?

 

龍の国は何千年前までは、とても小さな国でした。

龍の神が、とある事情で大陸に降りた時。

一つの工芸品に心を奪われて涙を流します。

涙は他の工芸品にも行き渡り、さまざまな工芸品が

龍霊雨器として誕生しました。

龍霊雨器は龍の神の魂を宿しているため、加護が与えられます。

龍霊雨器たちの力により小さな国は次第に

大国へと成長していきました。


国が栄える条件はただ一つ。

皇帝が龍霊雨器達に認められること。

認められなければ、国は混乱し天災や争いが起こり、

また新たな皇帝が生まれ、時代が作られ……

龍霊雨器に左右される歴史を繰り返してきました。

 

そして時代は変わり、玄曜達の時代へ。

天命がなくなった今、皇帝候補達の争いが始まります。


選ばれるのは、誰なのか。認められるのは、誰なのか。


行く末を決めるのは、龍霊雨器か、人か。物語が動き始めます。


 

*


 

SS「龍の国」


小高い丘の上から、玄曜は国を見下ろしていた。


「都が見渡せますね」


そばに控える慎言が静かに言う。


「……そうだな」


眼下に広がるのは、美しい都。


賑わう街並み。

幾重にも連なる屋根。

絶えることなく行き交う人々。


この国は今、かつてない繁栄を誇っていた。


国を危機から救った偉大な皇帝。

そして、龍の神の加護。


多くのものに守られながら、この国は栄えている。


玄曜は静かに目を細めた。


都を囲むように、大河がゆるやかにうねっている。


その姿はまるで――


「龍だな」


ぽつりと零れる。


風が、黒髪を揺らした。


「……玄曜様?」


慎言が不思議そうに振り返る。


だが玄曜は答えない。


ただ、眼下の景色を見つめたまま。


「――オレの国だ」


誰にも聞こえないほど、小さな声。


けれど、その瞳だけは揺るがない。


「絶対に、守ってみせる」


静かな誓いは、風に溶けて消えていった。

 

※作者より


お読みいただき、ありがとうございました。

『龍霊雨器』裏話+SSは、不定期更新です。


続きを読みたいと思っていただけましたら、ブックマークで追っていただけると嬉しいです。

もし物語を楽しんでいただけましたら、評価で応援いただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。