第24話 スカートの中
ひととおり甘ったるい会話の後、ちょっとした沈黙。
ふと気づくと、翔吾くんの視線がちらりちらりとわたしの脚元を。
床のクッションの上にあぐらをかいていたんだけど、翔吾くんの視線の先には、わたしの太ももが。
うーん、下着は見えてないはずなんだけど、微妙に見えそうな角度だから、気になるんでしょうね。
やっぱり男の子だから。
そして、ふと思い出す。
そういえばこの前、いつでも見せてあげるって言ったっけ?
当然、覚えてるでしょうね。
有言実行。
翔吾くんにならいつでも見せてあげるよ。
「見たい?」
「え!」
挙動不審な態度を取るけど、やっぱり意味は通じてる様子。
なんて答えるかな?
「…………見たい!」
うん、正直でよろしい。
正直ないい子にはご褒美あげないとね。
わたしは、翔吾くんの座ってる前に立ち上がると、スカートの裾を掴んでめくり上げた。
翔吾くんは微動だにせず、じっとわたしのスカートの中を凝視している。
チラッとみせるだけのつもりだったんだけど……
こんな真剣な眼差しでじっと見られると、めくったスカートを下ろすのが悪いような気になってきた。
スカートをめくり上げて、じっと下着を見せるとか、これどういうプレイなの?
翔吾くん、じっと見てる。
これ覚えておいて、家に帰ってから一人でしたりするのかな?
ん?
ちょっと待って。昭和時代の小学5年生の男の子って一人でしたりするもの?
令和時代ならきっと多数の男の子はしてるに違いない(すごい偏見)。
でも、この時代の男の子って結構遅れてるような気がする。
だって、ネットで簡単にズリネタが手に入ったりしないし……まぁその分、テレビで普通におっぱいとか出てくるけど……
話が大幅にずれた……
たぶん、わたしの偏見だけど、翔吾くんはまだそういうことしてないと思う。だって、サッカー馬鹿だし……
わたしは……してないよ?
うん、そういうことにしておこう。
それにしても、ずっとこのままいると少し変になってくる。
もともと、この台風の気圧の変化のせいで、少し変になってるから……
このまま翔吾くんに押し倒されたい。そしてわたしの台風の記憶を上書きしてほしい。
いや、いっそのこと、わたしが翔吾くんを押し倒すのもアリかも……
あー!!
思考がどんどんおかしなことになっていく。
このままじゃ危険。
何が危険かって……わたしが危ない。
「ただいまー」
玄関から亜紀さんの声が聞こえてきた。
あわてて、わたしはめくり上げたスカートを下ろした。
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