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魔物(大蛇)に転生してしまいました。  作者: 家龍 トレノ
第二章 ゴブリン集落
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30話 藍鬼へのお願い

明けましておめでとうございます。

今年も頑張って書きますので、どうかよろしくお願いします。

「おはようございます、リン様。」


 おはよう、エスティマ。


ヌシとの遭遇(?)から一夜明けて、朝となった今、それは何も変わらないものだった。僕を除いては。


 エスティマ、藍鬼(ランキ)()()()()をお願いしたいことがあるのだけれど、どこに居るか知らない?


「藍鬼様であれば、奥の湖にいらっしゃるはずですので。」


 わかった。あと、いつも通り通訳お願いしても良い?


「もちろんです。」


そうして、僕達は改装途中の洞窟の奥に入っていった。


ーーーーーーー


エスティマの言う通り、藍鬼は洞窟の奥の湖に居た。


「藍鬼様、今お時間よろしいでしょうか?」


「エスティマさんに、リン様。時間なら大丈夫ですよ。」


「ありがとうございます。」


藍鬼に()()をお願いする時間が取れてありがたい。


「いえいえ。それで、何ですか?」


「リン様が藍鬼様にお願い事があるようですので。」


「そうなんですか。私に出来ることであればやりますよ?」


「と言うことで、リン様お願い事はなんでしょうか?」


エスティマがある程度話を進めてくれた。

そして、ついに僕のお願いを伝える。


 それはね、鬼人(キジン)の誰かで僕に稽古を付けて欲しいんだよね。


「え!?」


お願いをエスティマに伝えると、彼女は驚きの声を出した。それを聞いてランキも「え、なに?」と困惑している。


「エスティマさん、リン様のお願い事はなんです?」


「ええと、鬼人のどなたかに稽古を付けて欲しい、と言うものです。」


「なるほど。」


僕のお願いを聞いた藍鬼の雰囲気が変わった。それは普段の明るい感じではなく、戦国時代のお姫様と言う感じのものだった。


「リン様、理由をお聞きしても?」


 実は昨日、こんなことがあって……


藍鬼に理由を訊ねられたので、昨日のヌシとの遭遇のことを話した。

それに対する反応は、信じられないものだった。


「エスティマさん、この森にそんな強い魔物って居ますか?」


 え?


「……居ないと思います。」


 え、どうゆうこと?あのレベルの魔物は居ない?


ヌシだと思った魔物は本来は居ない。この驚愕の事実に、僕の頭は混乱してしまっていた。


「リン様、確認ですれど、本当に居たのですよね?」


藍鬼か確認をしてきたので首で肯定する。


「……不味いですね。強力な魔物の発生、または移動が起きているようです。」


 となると、心配すべきは生態系への影響だね。


ここが一番の心配だ。影響があると、これからの生活にも支障が出る可能性もある。


「この問題もあるとなると仕方がありません。分かりました。稽古を付ける者を出して差し上げましょう。」


こうして、稽古を付けて貰えることとなった。

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