2度目は自信を持って。もう、大丈夫だから
2日目、3日目……僕ら3人は登下校はもちろん、どこかぎこちなかった学校中での接触も徐々にスムーズになってきた。
そして色々とルールを決めた。
週に2回だけは必ず一緒にお昼を食べる。
休み時間は毎回会いに行かない。
すぐに抱き着こうとしない。
などなど……。
友達との時間もちゃんと取るというお互いの考えを尊重したものだ。
うん、3つ目以外は比較的に守れている。
そして今日は乃寧と希華とお昼を食べる日。集合場所の屋上に行くと、希華しかいなかった。
「スーくん、お姉ちゃんが……」
「またか……」
さすがにこんな頻繁にあると苦笑。またか、というのは告白の事だ。
乃寧が何かの拍子にトラブルに巻き込まれないよう、僕らは後を追う。
場所は校舎裏。着いた時には終盤に差し掛かっていた。
「私、誰とも付き合う気はないの。だから貴方とは付き合えない」
いつものように冷淡な声で断る。乃寧。
相手の男子生徒は頬をひくつくかせ、不満げに言う。
「その付き合えないっていうのは、単に男嫌いだからか? それとも……最近、ベタベタしてるアイツがいるからか?」
鋭く、諦めが悪そうな瞳で乃寧を見る。
「両方よ。私は男嫌いだし、彼以外は基本興味がないわ。それじゃあ」
乃寧はこれ以上話すことがないとばかりに会話を切りあげ、足早とこちらにくる。
「あっ、こっちに来たっ。逃げよっか希華」
「うん、スーくん」
曲がり角を曲がってくる前に僕と希華は駆け足で見つからないように逃げる。まぁ、本人は気づいているだろうけど。
「全くあの子たちはいつも心配で見にくるんだから……。ふふっ」
お昼を食べて放課後は3人で遊んで……今日もその繰り返しと思っていた。
「くそがぁ……千世、涼夜め……」
「おい千世、ちょっとツラ貸せよ」
6限目の移動授業が終わり、廊下を歩いていると、声をかけられた。
見覚えのある顔だと思ったら、昼休み乃寧にフラれた人だ。
「今から帰りホームルームがあるんですけど……」
「ああん? なんだテメー。うちの涼夜になんか用かぁ?」
翔吾がどこぞのチンピラみたいに顔を近づけてそんな事を言う。
「お前には関係ねぇよ。すっこんでろ雑魚ッ」
「あ? テメー今なんつった?」
今にも喧嘩しそうな翔吾を宥め、僕はその人と向き合う。
「それで何ですか? ついていくにも理由を教えてほしいです」
「あ? んなことあっちで話せばいいんだよ。いいからついてこいッ」
黙ってついて来いと言わんばかりに、ドカドカの先をゆく。
「涼夜、あんなの無視しとけって」
心配してくれる優しい友に僕は首を横に振る。
「いいんだ翔吾。姉妹と関わればこうなる事は分かっていた。今も昔も。ここを乗り越えないと僕はまた後悔してしまう。……だから先生への誤魔化しは頼んだ」
翔吾は何か言いたげに口をモゴモゴさせたが、僕の本気度が伝わったようで渋々、首を縦に振ってくれた。
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