【番外編】美久子 学院祭 高校生編(9) バスケ部 コスプレカフェにて(1)
「うわっ!何、あの行列!」
「え?もしかして、あれ、バスケ部の…」
「めっちゃ並んでる……。確か、予約制、だよね?」
バスケ部の『コスプレカフェ』は、予想を上回る大盛況だった。
かなり広めの教室の視聴覚室を使っているが、
満席なのだろうか、廊下に長い行列が出来ている。
100%女子だ。
『『『『『きゃー!』』』』』
「ん??」
「カフェから聞こえるねー」
「「………」」
「ま、取りあえず並んでみよっかー」
美久子達は予約券をそれぞれ手に持ち、列に並んだ。
時々聞こえてくる歓声に、なんだか嫌な予感がする。
恵も七海も、ちょっと厳しい表情をしていた。
「……美久、一橋さん達は?」
「うん、事前に流青くんと常盤武将が学院側に話をしてくれて、
バスケ部顧問のOKももらってくれたから、
私たちが入ったら、隣の準備室から入ってくれるみたい」
美久子は周りに聞こえないように、
小声で恵と七海に説明した。
「乾くんさすがね。健二もなかなかやるわね…」
「抜かりないね!」
「あ!流青くんからRINEだ……着いたら連絡してって」
「よかった!すぐに入れるかなー」
美久子は流青に『着きました。廊下の列に並んでいます』とRINEを送った。
すぐに既読になり、『すぐに行く』と返事が来た。
美久子は嬉しさと同時に、段々と胸がドキドキしてきた。
「乾くん、どんなコスプレなんだろうね」
「女装コスプレだったら面白いのにー」
「あはは!七海、それは確かに面白いわね!」
「どうしよう。なんだか、き、緊張してきた……」
「えー?大丈夫だよー!」
「そうよ美久、大丈夫よ!私はケーキセットが地味に楽しみだわー」
「「「「「きゃー!」」」」」
廊下に並んでいる女子達から悲鳴が上がった。
「「「!?」」」
「美久子!」
女子達の歓声と視線を目一杯浴びながら、
コスプレカフェから出て来た流青は、
薄いくすんだ水色の着物の下にスタンドカラーの白シャツを着て、
下は濃紺地の袴に黒の編み上げブーツを履いていた。
極めつけに、紺色の学生帽を被っている。
所謂、『書生風コスプレ』だった。
※お待たせしました!
やっとこさ、コスプレ☆流青登場です。
書生風コスプレ!良いですよねー(*≧m≦*)




