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【番外編】美久子 流青のバスケの試合を観に行く 高校生編(17)

「お疲れさま。七海さん」

「お、お疲れさまです。東吾さん」

「宇佐美さん、お久しぶりです」

「岩園さん、こんにちは!お久しぶりです」



美久子はぺこりと頭を下げて挨拶をした。


七海を迎えに来たこの黒髪の綺麗な青年は、

七海の父、現総務大臣 福田基樹の第一秘書の岩園 東吾(いわぞの とうご)だ。


小学校から中学校の初めまで、

七海の家庭教師のアルバイトをしていた。

現在27歳で、父の秘書もしているが、

実は書道家でもあり、七海の祖母の弟子で書道家名は岩園東仙という。



七海の顔が自然と赤くなっている。



「ムフフ…」

「ち、ちょっと、美久!…なによ」

「七海、かわいいー!

またゆっくり話聞かせてよね!

もう、これ以上はごまかせないんだからね!

じゃ、今夜の日舞ふぁいとだよ!いってらっしゃーい!」

「もー、美久っ!がんばるよー!

平松さんは…あ!あの車だね!大丈夫だね!

じゃ、明日の準決勝でね!」

「ありがとー!明日ね!」



にかっと笑った美久子は、

嬉しそうに岩園に車に乗せてもらっている七海を見ながら手を振った。

明日こそ、岩園さんについて絶対に詳しく吐かせるぞ!と意気込んでいると、平松運転のいつもの車が目の前に来た。



「平松さーん!」



美久子は平松に手を振った。



「美久子ちゃん!遅くなってごめんね!

ちょっと道が混んでて……ん?君は誰かな」



美久子が平松の視線が向いている自分の後ろ側を見ると、

江川実希子が立っていた。



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