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魔法少女るり物語  作者: 魔法少女るり
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魔女編:自称魔女VS魔法使い 前編

少女?「ねえ、るり..今回はどんな世界なんだろうね...普通だったらいいんだけど」

るり「そうね..でも、レンがソレだと...普通....では無いんじゃないかな?」

レン「...そう..だね」

(いい加減慣れないとな...私はレン。れみじゃないんだから)

(世界が元に戻るその日まで...れみの名を捨てたんだから)

るり「ねえ、レン...もうだいぶ近づいたね」

レン「うん..そうだね...るり。私、思うんだけど...また別々になったりしないかな?」

るり「奇遇だね..私もそれを考えていたよ」

るり「それにしても...」


手のひらサイズ

背中から羽を生やし、すごく華奢な体つき

ライトグリーンの瞳

髪はショートで、薄いピンク色

唇は..ぷるんと張りがありそうな..つい触りたくなる感じ


白くて薄いワンピース?の様な服を着ていて、背中は大きく開いていて

そこから羽が出ている

たぶん、そういうファッションなんだと思う


背中の羽の付け根辺りを..つつつっ..って指でなぞる


レン「ひゃっう..」

レン「ちょっ! るり!!」

るり「いや..ごめんごめん...すごい格好だな..って」

レン「私に言われても...困るよ..」


そう..この恰好はレンの趣味では無く、この世界のスタンダードなのである。

私が、たいして姿が変わらないのを考えると...レン自身に何か問題があり、

姿を変えなければいけなくなったのだと思う


これは、世界の掟みたいな物で、従わない方が逆にこちらに不利に働くことが多い

...というのが、これまでの経験測である


るり「もう着くよ...レン....心して行こうね」

レン「うん」


--倉庫?--


るり「ここは...?段ボールがたくさん積み重なれている」

他は何もない...引っ越しか何かの途中なのだろうか?

...物音が遠くで聞こえる。

地形は、どうなっているのだろうか?


るり「?」

地形が把握できない...魔法の阻害?


るりは、倉庫の壁に手を触れる。

僅かに青白く発行し、それは伝染する。

魔法障壁である。

魔法障壁は、魔法によりいくつかの効果が付与された壁。

外敵から守る物であったりと、多様なケースで用いられるメジャーな物である。


るり「...レン隠れて!」

そう...魔法障壁の効果により、外への魔法干渉が阻害されると共に...

この魔法障壁を作り出した術者に私たちの存在がばれたのだ。

こんなトラップを仕掛けるぐらいだから...交友的では無い可能性が高い。

だが...遅かったようだ。


術者?「その必要は無い。侵入者君。」

見た限り、女性...というよりも女の子である。

14、5歳くらいだろうか?

.......レンそっくりである。


そっくりさん?「魔法少女に...妖精か?」

そっくりさん?「それとも、使い魔なのか?...妖精も運が悪いようだな」


レン「どういう意味?」

そっくりさん?「気分を害したかい?これは、失礼。私は、れみ。魔女と呼ばれる者だ。」


互いに見つめ合うレンとるり。


れみ「見つめ合っている中悪いが...生かして帰す訳にはいかないのでね....」


るり「あいにくだね...れみ..」

レン「え..?」

驚くレン。


れみ「初対面に呼び捨てされる覚えは無いのだがね?」


るり「.....そう?...じゃあ....」

何か考える素振りを見せた後にるりは...こう告げるのだった


るり「レン! 相手をしてあげて。ちょうど、いい機会でしょ?」


-れみ視点-

結界に魔力反応があって来てみたら...魔法少女風?の少女...にしては、少し大人びた雰囲気の少女

名前は、るりというらしかった。

それの使い魔?なのかよく解らないけど、親しげに話している...こちらは妖精のレンというらしい。

妖精だから魔法を使えるのだろう...どちらの魔法反応だったかは、現段階では解らないが...

彼女達が仲間なのであるなら、どちらも排除しないとならない...

私が、...絶対に救ってみせるんだからね....待っててね。


...それにしても、あのレンとかいう妖精をけしかけるなんて...その隙にるりとかいう魔法少女....

逃げるんじゃないでしょうね?


るり「あ、私は見ててあげるから、存分に戦いなよ?レン!」


レン「ひ..他人事だと思って....はぁ..」

レン「えーと、私はレンです。人の姿になりたいな?ほほいのほい」


るりは、頭を抱えて笑い出す。

私は、呆然としてしまった。


レン「あれれ?おかしいな。ダメか...」


そりゃそうでしょ...

この妖精...頭の中は大丈夫だろうか?


レン「でもね?れみちゃん、そんな力抜いていちゃダメですよ?」

レン「もう名乗りましたので、...るり! 反転契約!」


るり「はいはい。我、魔法少女るりの名の元に、レンへの魔力回路操作権限を20%まで許可する」

レン「魔力チャージ!るりからレンへ!」


れみ「20%って...そんな僅かな魔力なんかで.....え..何これ?」

これが..20%?

こんな強大な魔力。ありえない。


レン「私は、レン! そう、魔法少女レンである。あるべき姿へ、魔法少女の姿へ戻り給え」

レン「へーんしん♪キラっ☆」

ピースにウィンク付きで、変身...

どうやら、変わっている妖精で間違いなかったようである。


レン「るり、ありがとう。でも、5%で十分だったね。」

レン「るりの温かさを感じて、なんだかハイテンションだよ♪」


見た限り...ただ単に人のサイズになっているだけの様で、

逆に的が大きくなり...好都合である。

ただ...恐らく...あのるりとかいう魔法少女の方が危険であるのは間違いないだろう。

ここから逃げるのも容易いだろうに...本当に見学するつもりのようだ。






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